必ずしもいらないかもしれない住宅装備その2

こんにちは。
FAMILY-HOUSEの岡根です。
まだまだ続く暑さに、皆様は体調を壊してはいないでしょうか?
私は、夏風邪を引いてしまい本調子ではありません。
体調管理には十分お気をつけ下さいませ!

以前のブログの中で、“家づくりの際にお客様がご希望されることが
多いものの、お客様のライフスタイルによっては、必ずしも必要では
ないかもしれないもの”ということで「バルコニー(ベランダ)」を
ご紹介させていただきました。

というのも、私たちの家づくりは「注文住宅」なので、
お客様のご希望やご意見は、
多くの場合、家づくりに反映させることができます。

そのため、建てる前には、例えば、「ベランダ(バルコニー)を作り
たい」ですとか、「コンセント増やしたい」などなど、ご希望を
盛り込んで家を建てるのですが、
いざ暮らしてみると「やっぱりこの装備(仕様)は無くてもよかった
かなぁ」というものが出てくる可能性もあるのです。

当社ではリフォーム工事をご希望されるお客様から
そのような声を頂戴することがございます。

もちろん、家を建てる前の段階で、建てた後の暮らしを全て見通して
計画するのは難しい部分もありますが、今まで相談を頂いたものは、
今後の皆さまの家づくりの参考になるかと思い、ご紹介させて頂きます。

≪2階のトイレ≫

2階建のお住まいを建てられる場合、多くのお客様が、
トイレは1階と2階に1つずつご希望されます。

しかし、住んでいるお客様からは、「意外と2階のトイレって
使わないんだよね~」という声も多く伺います。

というのも、2階には主寝室や子供部屋など、普段日中は使われない
部屋が多いため、それに伴って2階のトイレも使われる機会が
1階ほどは多くないのです。

また日本に多い30~40坪くらいのお家の場合、2階でトイレに
行きたくなった時に、1階のトイレまで行ったとしても、せいぜい
数十秒~1分程度で行けてしまうため、

わざわざ2階にトイレをつける必要はなかった、ということなのです。
確かに、職場や学校でトイレに行くまでの時間を考えると、
数十秒~1分程度は苦にならない時間ですよね。


とは言っても、お子様が中高生になった時に、「子供部屋から近い場所に
トイレを」というお考えのお客様もいらっしゃいます。
逆に「少しでも親子が顔を合わせる機会を増やせるように」と、
トイレに行く時にはリビングを通ることになるよう、あえて1階にしか
トイレをつけない方もいらっしゃいます。

もちろんトイレをつけなければ、トイレにかかる分の費用
(水道管などを引く費用も含めて)を抑えることもできますし、
トイレに充てる予定だった1~1.5畳の広さを有効活用して、
収納や洗濯物干しスペースなどを作ることもできます。

このように、考え方は、そのご家庭それぞれなので必ずしも「2階に
トイレが無い方がいい」「あった方がいい」とはなりません。

私たちが家づくりについて打合せさせて頂く時には、
本当な必要な部分に家づくりの費用を割けるよう、
先々の暮らしまで見据えながらご相談させて頂いています。