奥様に人気の装備6

こんばんわ。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

お客様と家づくりに関してお話を進めている時、キッチンについての
内容になると、ほとんどの場合奥様が主役となります。
確かに、お料理をする旦那様が多くなってきたとはいえ、ご家族の中で
最も長い時間お台所に立つのは、まだまだ奥様な場合が多いようです。

ショールーム見学に行っても目をキラキラさせているのは奥様で、
あれも良い、これも良い、とうろうろしている間に、ご主人は少々
手持ち無沙汰に・・などという光景もよく見かけます。

今回は私たちがご相談させて頂いている時に、奥様の多くが重視される
キッチンの素材についてお伝えします。


≪キッチン(人工大理石とステンレス)≫

まだまだキッチンの素材として主流のステンレスと、最近特に奥様に人気の
人工大理石。この2つにはそれぞれどんな特徴とメリットデメリットが
あるのでしょうか。

「人工大理石」
略して「人大」とも呼ばれる人工大理石、実は「人工大理石」と
「人造大理石」の2種類あるのです。
何が違うのかというと、

人造大理石・・・天然の大理石を粉砕し、セメントや樹脂で固めた半人工素材
人工大理石・・・アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした人工素材

このように半人工素材なのか、完全に人工素材なのかというところです。

コスト面でも、大理石→人造大理石→人工大理石という順に下がっていきます。

この人工大理石が奥様に人気な最大の特徴としては、なんといっても
見た目がオシャレというところでしょう。石目調、砂目調のデザインや
マットでツルツルな質感まで、色・デザインともに沢山ラインナップが
出ています。
キッチンの作業台というよりはインテリアのカウンターに近い感覚で
使えるので人気があります。


また、樹脂を型に入れて作るため、キッチンのカウンターと部分シンク
部分に継ぎ目のない一体感を表現することができます。

ちなみに、継ぎ目というのは最も汚れがたまりやすい部分であり、これが
無いことで掃除がしやすく、清潔感も出せます。

反面、人工大理石のデメリットとしては、熱に対してあまり強くないことが
挙げられます。洗面所やお風呂場程度の使用ではあまり問題となることは
ありませんが、キッチン台に使っている場合、熱いフライパンなどは直接
その上に置かずに鍋敷きを使うのが良いです。

また、固くて重いものを落としてしまった場合など、ステンレス素材は
素材自体が凹んだりして素材が衝撃を吸収しますが、人工大理石では
まれに割れてしまうこともあるため、注意が必要です。

「ステンレス」
一般的にキッチンの素材として良く知られているステンレス。
その強みとしては、熱や汚れ、サビに強いということが挙げられます。
もともとステンレスは医療器具にも使われる衛生的な素材であるため、
臭いもつきにくい事からキッチンの素材としても優れているのです。

このように、機能性においてはステンレス製のキッチンの方に分が
あるようです。

しかし近年はキッチンを「食事を作るための離れた空間」
というよりは、「リビングのように家族みんなで生活する空間の一部」
というように捉えているご家庭が多いようです。

そのため、人工大理石とステンレスを比べたときに、機能性においては
ステンレスの方がやや高いようにも見えますが、やはりデザイン性の光る
人工大理石の人気が非常に高まっているようです。

機能性とデザイン性、どちらも生活においては重視したいものですが、
そのご家族ご家族によって、どちらをより重視するかは変わってきます。

私たちがお客様と、お家の仕様を考えていく際には、より深く
ライフスタイルについて伺った上で、後悔の無い選択となるようご提案
させて頂いています。