ご近所付合いは大切!引越し挨拶のポイント

以前、引っ越しの挨拶品についてお伝えしました。
挨拶の時に何を渡すかも大切ですが、
挨拶回りの際にはどのようなことに気を付ければよいのかも、
予め押さえておきたいポイントです。


・旧居での挨拶は早めに
旧居での挨拶は、今までの感謝の気持ちと
引っ越し当日の搬出作業でご迷惑かける旨を伝えておきましょう。

引っ越し当日は作業で挨拶までに手が回らなかったり、
相手が不在だったりということもあり得ます。

1週間前くらいから、お世話になった家庭や
両隣への挨拶を済ませておきましょう。

2、3度訪問しても会えない場合は挨拶状という形で、
手紙を郵便受けに入れておくとよいです。

引っ越しで騒音が発生する場合もあるので、
最低限両隣には「いつの何時に引っ越しをするので、
うるさくなったらすみません」と事前に伝えておきましょう。


・引っ越し日に挨拶に行くタイミング
挨拶は、遅いのは良くないですが、
早く済ませる分には問題はありません。

新居へ引っ越しをしたら、その当日に行くのがベストです。
ただ、時間帯にもよりますので、
遅くとも1週間以内に挨拶は済ませるようにしましょう。


・新居で挨拶に行くときの注意点
新居で挨拶に行く時には家族全員でそろって行くのがよいですが、
家族がそろわない場合には家族構成を伝えておくようにしましょう。

また、ご近所トラブルを避けるためにも、
迷惑をかけてしまいそうなことは事前に伝えておくことも大事です。

例えば赤ちゃんや小さい子供がいる場合には
「お騒がせするかもしれませんが」ですとか、

また、仕事関係などで朝夜の生活リズムが違う場合
「時間が不規則なので」とか、こういった一言添えて
家庭の状況を把握して理解してもらうことが大切です。


・留守がちなお家
留守がちで、時間帯を変えて
3度伺ってみて会えないようなら、
手紙を書いてポストに入れておきましょう。

どこに引っ越してきた誰かということと
「何度か挨拶に伺いましたが
ご不在のようなのでお手紙で失礼します。
今後ともよろしくお願いします」
といった内容を書いておき、

後日お会いしたときにでも
「先日はお手紙で失礼しました」と
改めで挨拶をすればよいでしょう。

挨拶品が、食べ物でない場合は
手紙と一緒にポストへ入れておいたり、
ドアノブにかけておいたりしておくのもよいでしょう。


・新居での挨拶まわりの基本
挨拶しすぎて失礼になることはありません、
むしろ挨拶せずに「うちだけ来てない」と思われてしまうと、
今後の関係に響きます。

新居での挨拶は、極力引っ越し当日に行うようにしてください。
夜遅くなるようでしたら翌日でもかまいませんが、
前から住んでいる人たちはどんな人が引っ越してきたのか
不安に感じているかもしれません。

いい印象をあたえるためにも、
できるだけ早いタイミングで挨拶するようにしてください。


・挨拶に伺うおすすめの時間帯と避けた方が良い時間帯
共働きが増えている昨今では、
夜の方が自宅にほとんどの方が帰宅しているので、

18時から20時くらいが狙い目ですが、
夕食をとっていたりと何かと
立て込んでいる時間帯でもあるので、

夜に挨拶にうかがう際は必ず「夜分に失礼致します」と
一言添えるようにしましょう。

また、お昼の食事時間帯である12時~13時や、
就寝している20時以降は避けたほうがよいでしょう。


・挨拶へ伺うおうちの範囲
「向こう三軒両隣(両隣+お向いの3軒)」が基本です。
裏の家と面しているようであれば裏の家も合わせて
合計8軒に挨拶に行くのがよいです。

その際に、自治会や町内会の活動状況など教えてもらい、
必要に応じて会長さんや、必要だと思われるお家には
挨拶に行っておかれたほうがよいでしょう。


・こんな挨拶のしかたはNG
引っ越しで慌ただしいからといって作業着の恰好で行かず、
初対面で好印象を与えるためにも、
身なりはきちんと整えてから明るい笑顔で行きましょう。

挨拶品はまとめて持たず、ご近所なので1件ずつ
挨拶品を取りに家に戻るようにするか、

やむを得ずまとめて持っていく場合は、
相手から見えないところにひとまず隠しておくようにしましょう。

引っ越しを済ませたら「引っ越しました」の挨拶状も
出すようにしてください。郵便局で転送してくれるからと
そのままにしておくのもマナーとしてはよろしくありません。

以上、お家を建てて引っ越す際には、
今後のご近所づきあいを考えて、
しっかりと挨拶回りを行っておきましょう。

お引越し挨拶品の基本

おはようございます。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

お客様の家づくりも終盤に近付くと、
お引越しの話も出てきます。

その際によく、「お引越しの際に
ご近所さんに配る『挨拶品』といえば
どの様なものを用意するのが良いのでしょうか」
と質問をいただきます。

ご近所さんへ引っ越しの挨拶ギフトの価格帯は、
500円~1,000円が相場と言われていますが、
お家を建ててずっとそこに住み続ける場合には、
今後のお付き合いの長さも考えて、
1,000円~2,000円くらいの少し価格が高めの
挨拶ギフトを選んでも良いでしょう。

お返しの必要がなく、
受け取った相手が気を使わない
価格帯というのがポイントです。

では、具体的に挨拶品は
どんなものにすればよいのか、
引っ越しの挨拶ギフトを選ぶ際には
おさえておきたい3つのポイントがあります。


1.あっても邪魔にならないものを

これからご近所付き合いをして
仲良くなっていくのですが、

引っ越してきた時は
まだ初対面の見知らぬ人なので、

思い出に残るような品物よりは、
日常生活のなかで消えてなくなる
食べ物や消耗品類がよいでしょう。

2.誰もが使うものを

ほとんどの人が毎日の暮らしの中で
必ず使う日用品雑貨もよいです。

個性的で凝ったものよりも、
市販されている誰でも知っているようなものを
選ぶと安心して使ってもらえるでしょう。


3.大げさでないものを
消耗品や日用品であっても、
大げさなものでは相手も気を使ってしまいます。

もらっても困らない、
手軽なものを選びましょう。

挨拶先が留守の時に、
ポストに入るものやドアノブに
ひっかけておけるような品物がよいでしょう。

引っ越したばかりの時は、
まだご近所さんのことが分かりません。

ひとり暮らしで一度に食べきれなかったり、
旅行や出張前で数日留守にしたりする場合なども
考慮して、生ものや賞味期限が短い食べ物は避け、
1か月ほどの日持ちがするものを選ぶようにしましょう。


お菓子であればクッキーやおかき、乾麺、
お茶や紅茶の葉などがおすすめです。
最近は挨拶ギフト用のお米というものもあります。

毎日の生活で誰もが使うであろう物でおすすめなのは、
ラップ、トイレットペ―パー、ティッシュペーパーです。
これらはセンスも関係なく、
比較的に好みも少ないので、
一番困らないものになります。


引っ越しの挨拶品には「のし」は必要です。
表書きは「御挨拶」、水引は「紅白蝶結び」、
誰が引っ越してきたのかわかるように
「名前(苗字)」は入れて、「外のし」にします。

また、旧居周辺の方に渡す場合は、
表書きは「御礼」や「粗品」となります。

ただ、日用品の場合は「のし」だけつけて
そのまま渡すのではなく、
贈り物として工夫したほうが喜ばれるでしょう。


また、ご近所に配る挨拶品は、
値段が同じでも品物を変えると思わぬところで
ご近所トラブルになるケースもあるので、
すべて同じ品物を渡すようにしましょう。


以下は、挨拶品として人気なものです


1位 お菓子

お菓子は手軽でありしかも喜ばれます。
そして、目新しいものよりはクッキーやマドレーヌ、
おかきやおせんべいのような老若男女が
好むような定番のお菓子が人気です。

他にも、前に住んでいたところの、
名物や評判良いお店のお菓子を
買ってきておくのもよいです。


2位 タオル類

たくさんあっても困らないものですし、
丈夫で長持ちし、ふきんとして実用的なうえに
いろんな柄があり可愛く贈り物に適しています。

サイズもバスタオルから手持ち用のミニハンカチまであり、
種類が多く入っているタイプのセットが人気です。


3位 高級ティッシュかトイレットペーパー

ティッシュの場合、自分では普段使いをあまりしないような
「至高 極」や「鼻セレブ」、「贅沢保湿」といったような
高めのティッシュをもらうと嬉しいです。

また最近では、パッケージにほんの気持ちの挨拶として
「ありがとう」や「感謝」といった文字がプリントされている
可愛いデザインのトイレットペーパーなども通販で購入できます。


以上、引越しの際の挨拶品についてお伝えしました。

今までお世話になった方々や、
これからお世話になる方々なので、
気を使わせすぎないようにしつつも、
ちゃんとしたものを選びたいですね。

お家で実践できる「風水」No2

おはようございます。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

以前、家づくりの後でも実践できる
風水についてご紹介しましたが、

今回は日々の生活の中でも
実践しやすいものをご紹介します。

「『陽』を意識し、明るい玄関に」

玄関は人だけでなく、
自然界のあらゆる気も出入りする場所です。
このため、明るいイメージにする必要があり、
お掃除も丁寧にしておかなければなりません。

家族分のその日履いている分の
靴だけを出しておくようにし、
その他は下駄箱にしまう癖をつけましょう。


明るい玄関には観葉植物や花も似合いますので、
お客様を迎えるにも雰囲気がよく、
お互いに気持ちのよい場所になります。

スペースがあれば、少し大きめの
「シンボル・ツリー」となるような
観葉植物を置くのも運気アップになります。


「家族の集まるリビングやダイニングはすっきりと」

寝室の次に長い時間滞在するリビングやダイニングなので、
「明るく暖かい」という居心地のよさを
大切にしなければならないのはいうまでもありません。


家具・インテリアもごちゃごちゃさせず、すっきりと整えます。
色も明るいトーンの色味で統一させて、
落ち着きを演出します。

テレビやオーディオ、ホームシアターなどの
家電製品も多い場所ですので、
観葉植物を置いてパワーのバランスを
保つようにすると良いです。


「寝室のベッドの位置」

平均的に8時間、つまり1日の3分の1を過ごす寝室。
その間はのんびりとリラックスしたり、
実際に睡眠をとったりと、無防備な状態となっています。

この「何もバリアを張っていない状況」で
暗く悪い気からの影響を受けないために、
落ち着いた雰囲気の寝室作りを心がけましょう。


特に重要なのはベッドの位置です。
ドアを開けてベッドが見える位置にあるのはよくありません。
ベッドの移動が可能なら、ドアの対角の位置に動かしましょう。

そして、ベッドを壁にぴったりとつけておきます。
モノが落ちにくくなるという実用面でも大切なことですし、
隙間を「強い気が通る」ともされていますので、
隙間を作ることはよくありません。

デリケートな方なら、眠りが浅くなったり、
睡眠時間が短くなったりすることもあるようです。


もしもベッドの位置をドアから見えないところ、
つまり気の流れから外せないときは、
ベッドとドアの間にスクリーンやパーテーションを置きます。

物理的なスペースが乏しいときは、
のれんや間仕切りカーテンを設置するのもよいでしょう。

マンションなどで、柱や梁の出っ張りが
部屋の隅に現れている物件があります。

これは壁刀(へきとう)と呼ばれ、
悪い気を発しているといわれています。

繊細な方ならば圧迫されているような印象を抱く部分です。
できればこの柱や梁部分を避けてベッドを置くようにしてください。
カーテンで隠すのも有効です。


以上、家づくり後でも気を付けられる
風水をご紹介してきました。


1日の3分の1以上を過ごす場所なので、
少しでも気持ちの良い空間にしたいものです。

以下に、今までお伝えしてきたことをまとめておきました。


・暗い玄関はNG。どうしても暗くなってしまうときは、
風通しに気をつけ、ライトで明るく保つことが大切


・体を清めるお風呂、不浄な物を流すトイレは鬼門に置かない。
間取り上仕方なかったときは、まめな掃除をし、観葉植物を置く


・階段には絵画、写真やカーテンを設置し気が通りやすくする。
写真や絵を飾るときは、方角に応じたものを


・寝室にはベッドヘッドの付いているベッドを置き、
ベッドヘッドはしっかりと壁につける。
枕元にスマートフォンを置くのは気の乱れを招く


・玄関には、「陽」を意識して少し大きめの
「シンボル・ツリー」となるような観葉植物を
置くことで運気アップ


・リビングやダイニングは「家の中心」に配置、
明るく暖かな雰囲気をつくる。
すっきりとしたインテリアに観葉植物を


・睡眠中に悪い気の影響をうけないよう、
ドアの対角の位置にベッドを移動。

難しい場合はドアから見えないようにするため、
ついたてなどでさえぎる

繰り返しにはなりますが、
家づくりの際に風水を気にしすぎると、
家づくり自体がなかなか進まなくなってしまう、
ということもあるかもしれません。

ただ、少しでも気持ちよく暮らしていくために、
無理のない範囲で取り入れていくのは
アリだと私たちは考えています。

お家で実践できる「風水」

こんにちは。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

最近では風水の考え方で
家の運気を上げることが流行っていて、
テレビでもよく見かけますよね。

気にしすぎたらキリがない風水ですが、
頭の片隅に置いておいて、
家づくりや家具を配置する際などに、

「そういえばベッドはこっちに置いた方が
運気が上がるって言っていたな」

といったように参考にすると、
気持ちの面でも違うかもしれませんね。


そこで今回は、
家を建てた後でも実践しやすい
「運気を上げる方法」をご紹介します。

「玄関にライト」
玄関は良い気を迎え入れ、
家の中に導き入れる幸運の入り口です。

いわゆる家相では東・南東・南向きの方角が
よいとされていますが、

土地の条件によっては
思い通りの位置にできないこともあります。

そのような場合は、
明るさや風通しに気をつけましょう。

陰のパワーがとどまるとよくありません。
明るい印象の玄関を作りにくかったのであれば、

好みのライトを配置していつも明くし、
天と地、陰と陽のバランスを保つことを
心がけると良いです。


ライトは、日が当たらず、
寒くなりがちな玄関の場合でも、
太陽光の代替として取り入れやすいものです。

日中十分に明るさが取り入れられる玄関でも、
日が落ちてからは、
ライトで明るくしておくと良いでしょう。

「水回りに観葉植物」
トイレやお風呂、といった水周りは、
どうしても汚れがたまりやすい場所です。

体を清めるお風呂や不浄な物を流すトイレは、
運気を活性化する場所ではありませんが、
風水を気にしない方でも清潔に保ちたい場所ですよね。

鬼門と呼ばれる北東にはトイレやお風呂、
キッチンなどの水周りがないほうがよいとされています。

しかし、明るい東や南側にリビングダイニングを配置すると、
どうしてもこれらの水周りが
北側に回ってしまうことも少なくありません。

このようなときは、とにかく掃除を徹底することと、
小さな観葉植物を置いてみてください。

観葉植物には悪い気を吸って
よい気を出すという力があります。

狭いトイレやお風呂でも壁に掛けるタイプなら
場所を取りませんので、
簡単に取り入れることができます。

「階段に絵画・写真やカーテン」
階段は1階と2階・3階をつなぐ「気の流れ道」です。

ここで気が穏やかに流れるよう
気をつけなければなりません。

薄暗く掃除が行き届いていない階段は
スムーズに気が流れません。

安全面からも、暗く、掃除ができていない
階段はとても危険です。


水を意味する北にある階段の壁には
海や川、湖の絵画や写真がよいでしょう。

また、木を意味する東なら朝日や樹木のイメージ、
火を意味する南なら緑や赤の色合いのイメージがマッチします。

金を意味する西ならば、黄色の花の写真や絵もよいでしょう。


もし階段の途中や昇りきった位置に窓があるなら、
レースのカーテンをつけてください。
せっかくのよい気が逃げないようにするためです。

階段は、昇って行く先を見ながら上がるものですので、
朝日や西日で目を傷めない意味もあります。


「寝室にはベッドヘッドの付いているベッド」
寝室は1日の疲れを取り、明日へのパワーを
取り戻すために重要な部屋です。

見た目にも落ち着ける雰囲気を作ることも大切ですが、
陰の気が満たされている方が安眠できます。

もちろん定期的に掃除・洗濯をし、
清潔を保っていることも必要で、
これはいうまでもないでしょう。

ベッドはベッドヘッドが
付いている物が良いです。

またベッドヘッドを
壁に着けるように配置することで、
潜在意識から安心して眠ることができます。

今は、充電のため枕元にスマートフォンを
置いている方も多いようですが、

これらから発する電磁波によって
気が乱れ安眠できません。

この問題を解消するためにも、
スマートフォンをサイドテーブルの
引き出しの中にしまう、足元に配置するなど、
枕元から離れた位置に置くようにしましょう。

木や木綿などのナチュラルな素材に
囲まれて眠ることも大切です。


いかがでしょうか?
今回ご紹介したものは、
家づくりの後でも実践できますが、
家づくりの直後の方が対応しやすいものです。

「風水は気持ちの問題だ」と
おっしゃる方もいらっしゃいますが、

それなら少しでも気持ちよく暮らしてほしいと思い、
アドバイスさせていただいています。

縁起の良い日の参考に「二十八宿」

こんにちは。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

お日柄のいい日を決める際には、有名な「六曜」や他にも
「十二直」という考え方がありますが、
「二十八宿」というものがあります。

二十八宿(にじゅうはっしゅく)とは
中国の天文学・占星術で用いられていた考え方で、
その吉凶は以下のようになります。
家づくりに関係する日には“ ”をつけています。

角(かく)
【吉】着始め・“棟上げ”・普請造作・結婚
【凶】葬式

亢(こう)
【吉】衣類仕立て・物品購入・種まき
【凶】“造作”・“不動産売買”・移転・旅立ち等

?(てい)
【吉】結婚・開店・結納・酒造り
【凶】着初め・葬儀・水に近づく

房(ぼう)
【吉】髪切り・結婚・旅行・移転・開店・祭祀。婚礼、
“棟上げ”、移転、“造作”に大吉。
【凶】訴訟・不倫など

心(しん)
【吉】祭祀・移転・旅行・新規事業
【凶】結婚・葬送。“造作”大凶。盗難注意

尾(び)
【吉】結婚・開店・移転・“造作”・新規事
【凶】着始め・仕立て・葬送

箕(き)
【吉】“動土”・池掘り・仕入れ・集金・“改築”
【凶】結婚・葬式

斗(と)
【吉】“土掘り”・開店・造作に吉
【凶】他は悪し" "

牛(ぎゅう)
【吉】移転・旅行・金談など全て。特に正午は大吉祥

女(じょ)
【吉】稽古始め・お披露目に
【凶】訴訟・結婚・葬式。葬儀は大凶。

虚(きょ)
【吉】着始め・学問始め
【凶】相談・“造作”・積極的な行動。相談事は大凶

危(き)
【吉】“壁塗り”・船普請・酒作り
【凶】衣類仕立て・“高所作業”

室(しつ)
【吉】祈願始め・結婚・祝い事・祭祀・移転・井戸掘り
【凶】葬送・遠出

壁(へき)
【吉】開店・旅行・結婚・衣類仕立て・新規事開始。
“造作”は大吉
【凶】南に行く

奎(けい)
【吉】開店・文芸開始・樹木植替え・衣服の裁ち縫い
棟上げ旅立ち、婚礼等万事大吉
【凶】開店など新規の事・訴訟・交渉など

婁(ろう)
【吉】動土・造作・縁談・契約・造園。
とくに衣服の裁ち縫いは長生きの良薬
【凶】開店など新規の事・訴訟

胃(い)
【吉】開店・移転・求職
【凶】“造作”・葬儀。衣類裁断は大凶。
" "
昴(ぼう)
【吉】神仏詣で・祝い事・開店
【凶】衣類裁ち・“増改築”

畢(ひつ)
【吉】祭祀・取引開始・普請開始・土地開拓・“造作”等
【凶】衣類裁ち

觜(し)
【吉】稽古始め・運搬始め
【凶】“造作”・衣類着始め

参(しん)
【吉】仕入れ・納入・取引開始・祝い事・縁談・養子取り・“造作”
【凶】衣類裁ち

井(せい)
【吉】神仏詣で・種まき・動土・“造作”
【凶】衣類仕立てに凶。衣類裁ちは離婚の原因に

鬼(き)
【吉】二十八宿中最大の吉運の日。すべて大吉
【凶】ただし婚礼は凶。

柳(りゅう)
【吉】物事を断る
【凶】結婚・開店。特に葬式は不幸が重なり大凶。

星(せい)
【吉】運転始め・“便所改造”
【凶】祝い事・種まき

張(ちょう)
【吉】就職・見合い・神仏祈願・祝い事。種まきに大吉
【凶】衣類裁断、樹木を切るなど
" "
翼(よく)
【吉】耕作始め・植え替え・種まき
【凶】“高所作業”・結婚

軫(しん)
【吉】“地鎮祭”・“棟上げ”・落成式・祭祀・祝い事
【凶】衣類仕立て、旅行

このほかに、「一粒万倍日」「天赦日」「不成就日」「三隣亡」といった
年に数回~数十回の吉凶日が混ざってきます。

かつて縁起の良さから「一粒万倍日」を選んで
入籍した有名人もいましたが、調べてみるとその日は、
「一粒万倍日」「先勝(六曜)」
「破(十二直)」「壁(二十八宿)」でした。

「先勝」なので午前中は良く、縁起の良い「一粒万倍日」ですが、
「破」なので婚礼や祝い事には凶とされる日です。
壁も婚礼に大吉という吉凶混合の日でした。


「『縁起日』にはそれぞれ全く別の由来があり、優劣はありません。
また、全てが揃って吉になる日を探してもほとんどありません。
こだわりすぎると家づくりも進まなくなってしまうので、
験を担ぐための1つの参考に留めておくのが良いでしょう。

縁起の良い日の参考に「十二直」

こんにちは。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

先日、当社に家づくりをご依頼いただいたお客様と、
今後のスケジュールについて打ち合わせをしていました。

家づくりの中でご契約の後に
決めていくスケジュールとしては、

お家の仕様やコーディネート決め
(キッチンやバスルーム、屋根や壁紙や扉の種類などなど)の日程です。

そして、どんなお家を建てるか確定したら、
今度は地鎮祭や上棟、お引渡しの日などを決めていきます。

打合せしたお客様とは、
まずは地鎮祭と上棟の日を決めたのですが、
「一生に一度のことだから、お日柄のいい日に行いたい」
というようにおっしゃっていました。

この「お日柄のいい日」としては、
「六曜」で言う大安などが有名ですが、
実はその「六曜」以外に
「十二直」という考え方もあるのです。

十二直とは、通常暦の六曜の下の段に書かれているもので、
中段十二直という吉凶占いからその日のお日柄を示します。

種類と意味は、以下の通りです。


・建(たつ):吉日・・・万物を建て生じる日
【吉】建(たつ)の意味から最吉日とされており、
事始に良い日で、神仏の祭祀・棟上げ・衣服の着初め、
婚礼・開店開業・新規事業の開始・移転・旅行・に大吉
【凶】土木工事・屋敷内の動土(土を動かすこと)・蔵開き


・除(のぞく):吉日・・・障害を取り除く日
【吉】不浄をはらい取り除くという日で、
掃除・医師の治療・種まきに吉
【凶】婚礼・旅行・金貸し


・満(みつ):吉日・・・全てが満ち溢れる日
【吉】万物満ち溢れる日だが、何事も控えめが良く、
新規事・旅行・婚礼・種まき・移転・お祝い事には大吉
【凶】土木工事・動土・針灸


・平(たいら):吉日・・・物事が平らかになる日
【吉】平の意味のとおりに、
物事が平等円満に成立する日婚礼は大吉。
旅行その他のお祝い事に吉
【凶】川溝堀り・土を掘ったり、埋めたりする動土は凶で、
犯せば災いありとされる


・定(さだん):小吉日・・・善悪が定まってとどまる日
【吉】物事が定まる日とされ、
建築・回転・開業・売買・縁談・結納など
約束事や結婚のお祝い事、移転・種まきに吉
【凶】訴訟・旅行・動土


・執(とる):小吉日・・・執行し促す日
【吉】万物を裁決する日とされ、神仏を祀ること・婚礼
その他のお祝い事・五穀の取り入れ、井戸掘り・増改築に吉
【凶】旅行・財産管理・金銭の出し入れ、持ち出し


・破(やぶる):凶日・・・物事を突き破る日
【吉】この日は破(やぶる)の意味で、
物事を突き破る日とされるそのため、訴訟や談判事に吉
【凶・大凶】神仏の祭祀は凶婚礼・お祝い事は大凶


・危(あやぶ・あやう):凶日・・・物事を危惧する日
【吉】お祝い事や、祭礼は吉とされているが、
万事控えめが大切
【凶】この日は何事も危険を伴う日とされ、
注意が必要特に旅行・登山・開店・開業


・成(なる):小吉日・・・物事が成就する日
【吉】何事も成功する日とされ、新規事の開始・婚礼・種まき
移転・開業・開店・普請・祭礼に用いて吉結納に大吉
【凶】訴訟や談判事


・納(おさん):小吉日・・・万物を納めいれる日
【吉】万物を納め入れることが吉とされるため、
五穀の収納・商品の買い入れ・買い物・新築などに吉
【凶】婚礼・見合い・葬式・移転・旅行


・開(ひらく):半吉日・・・開き通じる日
【吉】運気を開く日とされ、建築・開店・移転・婚礼に吉
【凶】葬式や便所造りなど、不浄事"


・閉(とず):凶日・・・すべて閉じ込める日
【吉】この日は諸事、閉止するという意味があるそのため、
金銭の収納・建墓・便所造り・壁やふすまの穴ふさぎには吉
【凶】旅行や、開店や婚礼などのお祝い事はすべて凶で災いあり


これらの日を用途別にまとめてみると、

〇結納・結婚・お祝い事に良い日
建(たつ)・執(とる)・開(ひらく)
平(たいら)・満(みつ)・成(なる)・定(さだん)

▲結納・結婚・お祝い事に向かない日
除(のぞく)・破(やぶる)・納(おさん)
閉(とず)・危(あやぶ)

〇開店・開業に良い日
建(たつ)・満(みつ)・平(たいら)
成(なる)・開(ひらく)

▲土木工事や動土(土を動かす)をしてはいけない日
建(たつ)・除(のぞく)・平(たいら)
定(さだん)・満(みつ)

といった感じです。


この中で建築吉日は
建(たつ)、満(みつ)、平(たいら)、
定(さだん)、成(なる)、開(ひらく)
と言われています。


つまり、同じ日で見たときに、
六曜で見ると建築に向かない「仏滅」の日でも、
十二直で見ると建築吉日である「開(ひらく)」
の日であることもあるのです。


こだわりだすとキリがありませんよね。
あくまで気持ち的な問題という方も
いらっしゃいますので、スケジュールを
立てる際の1つのご参考にされてください。

75%の小学生がリビング学習!子供部屋・学習机はいつから必要?

最近、小学生の子供をもつお父さん、お母さんから「リビング学習」が注目されています。

「子供の学力が上がる」「勉強が好きな子になる」といった効果が期待されていますが、果たしてどれくらいのご家庭でリビング学習が取り入れられているのでしょうか。また、リビングで勉強する場合、子供部屋や学習机は必要なのでしょうか。

今回は、小学生の「リビング学習」についてアンケートを実施しました。

まず、小学生の勉強場所を伺ったところ、「リビング」が最多(75.2%)となりました。
また、全体の74.3%の方が「子供部屋を与えている」と回答されていますので、子供部屋があってもリビングで学習している小学生が多いことが分かります。

自分の学習机で勉強していた親世代とは違い、現代の小学生にとって「リビングで勉強」は珍しいことではないようです。

「リビング学習」のメリットとは?
リビング学習のメリットを選択式でお尋ねしたところ、次の回答が多く集まりました。

・親が勉強を見たり、教えたりしやすい(78.8%)
・子供が勉強しているか確認できる(64.7%)
・学習机よりもテーブルのほうが広く、教材を広げられる(31.8%)
・子供が寂しがらない(11.8%)
(複数回答)

「子供の年齢や学年に合わせたアドバイスをしやすい」(女性/自営業/20代)という声からも分かるように、子供を見守ることができる点にメリットを感じている方が多いようです。

「リビング学習」にはデメリットも……
一方で、リビング学習には以下のようなデメリットもあります。

・テレビや生活音が勉強の妨げになる(55.3%)
・兄弟姉妹が勉強を邪魔するときがある(44.7%)
・家族が遠慮する(34.1%) ※テレビ視聴を我慢するなど。
・リビングが子供の勉強道具で占領される(22.4%)
(複数回答)

他にも「決められた時間以外にテレビゲームで遊びたがる」(女性/自営業/20代)」と、
勉強と遊びの切り替えがしづらいと悩む声が寄せられました。このような場合は、学習スペースを簡単な間仕切りを設ける、テレビは録画して後で観る、おもちゃは見えない場所に片付けるといった工夫で解消できるでしょう。

最後に、リビング学習をいつまで続ける予定かをお伺いしました。

・小学校低学年まで(7.1%)
・小学校中学年まで(12.9%)
・小学校高学年まで(28.2%)
・中学生まで(5.9%)
・高校生まで(7.1%)
・分からない、未定(37.6%)

約半数(48.2%)の家庭が「小学生の間はリビング学習を」と考えているようです。
このことから、子供部屋や学習机をもつのは、小学校高学年以降でも決して遅くはないと言えるでしょう。

小学生のうちはリビング学習を考えている家庭が半数を占めました。
学習効果などのメリットが期待できる「リビング学習」を取り入れつつ、子供部屋や学習机を用意するタイミングをうかがいましょう。

いつ子供から「自分の部屋・学習机がほしい」と言われてもいいように、マイホームを建てる際は、設計段階から間取りを検討しておくことをおすすめします。

■調査地域:全国
■調査対象:小学生の父母(20~40歳代の男女)
■調査期間:2019年06月17日~2019年06月19日
■有効回答数:113サンプル

家の暮らしやすさを左右する「断熱材」

こんにちは。
FAMILY-HIOUSEの岡根です。

先日、お客様と話していた時の会話です。

お客様「それにしても家づくりも昔とはずいぶん変わったよね~」

私「そうですねぇ。もともと大昔の家は、屋根と柱と壁と床があって、
雨風をしのぐために考えられたものなんでしょうね。」

お客様「それがどんどん暮らしやすい空間になるよう、工夫されて
きてるんですね!」

私「そうなんです。最近の家は、昔と比べると、暑い夏や寒い冬にも、
ずっと快適に過ごせるようになりましたよね。」

(以下略)


このようなお話は、今までリフォームをしたことのない築30~40年の
ご実家住まいであった方々からよく伺います。

室内温度の観点から快適に過ごせるようになった理由は様々ありますが、
中でも断熱材の使用や進化は大きな要因です。


そもそもお家の側面は、柱と壁でできていて、基本的に家の外から見える
壁(外壁)と屋内から見える壁(内壁)の間に柱があります。

断面図を見ると、柱が外壁と内壁でサンドされている感じですね。
その外壁と内壁の間にあるのが断熱材です。
細かく言えば、柱と柱の間に入れられる「内断熱」と、
柱の外側と外壁の間を断熱する「外断熱」があります。


では、どのようなものが断熱材として使われているのかというと、
断熱材の種類としては、素材によって繊維系断熱材と
発泡プラスチック系断熱材の2つに分けられます。

繊維系断熱材と発砲プラスチック系断熱材を、
素材ごとに細かく分けると、断熱材の種類としてはさらに多くなりますが、
ここでは<繊維系断熱材>と<発泡プラスチック系断熱材>に分けて、
それぞれの特徴をお伝えします。

<繊維系断熱材>
繊維系断熱材は、細かい繊維の間に空気を
閉じ込めることによって機能する断熱材のことです。

細かい繊維が複雑に絡み合っているのが
繊維系断熱材の特徴です。

繊維自体の太さや繊維の密度によって
熱伝導率は異なります。

細い繊維をギュッと密に詰めた断熱材ほど、
熱伝導率は高くなります。


なお、繊維系断熱材はガラスや岩などを
繊維状にした「グラスウール」や「ロックウール」
のような≪鉱物繊維系≫と呼ばれるものと、

新聞古紙を主原料とした「セルロースファイバー」
のような≪木質繊維系≫と呼ばれるものがあります。


主な特徴としては
≪鉱物繊維系≫
・価格が手頃で普及している
・高い断熱性能を得るためには厚みが必要
・天井裏に吹き込み断熱ができる
・耐燃焼性がある
・防音材としても使用される防音性と吸音性を有する
・充填施工に適しているが注意しないと隙間ができる
・防湿材の施工が必要


≪木質繊維系≫
・天然素材のため環境に優しいイメージが強い
・断熱性能に対して価格が割高である
・防音材としても使用される防音性と吸音性を有する

などといったことが挙げられます。

<発泡プラスチック系断熱材>
発泡プラスチック系断熱材は、プラスチック素材の中に
無数の細かい泡を閉じ込めている構造の断熱材です。

発泡プラスチック系断熱材の断熱性は、
プラスチック自体が熱を通しやすいかだけでなく、
閉じ込めている泡の大きさや数によっても変わってきます。


「硬質ウレタンフォーム」や
「ポリスチレンフォーム」などがあり、

主な特徴としては、
・厚さに対して断熱性能が高いものが多い
・独立気泡構造のため、防湿性が他の断熱材より高く、
結露防止効果が高い
・材質によって付加性能が調整できる
・硬質ウレタンフォームは、現場発泡(施工)することができる
・ポリスチレンフォームは、形状の自由度が高く、結露防止効果が高い
・形状が板状なので、外張り断熱や床断熱ができる
・価格が鉱物繊維系より高いものもある

などといったことが挙げられます。


家を建てるからには、少しでも快適に過ごせるように、
もちろん希望する断熱の度合いとコスト面も加味しながら
ご相談させていただいています。

土地の神様に工事の安全とお施主様ご家族の繁栄をお祈りする地鎮祭

こんにちは。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

先日、ご契約いただいたお客様の、家を建てる土地が決まり、
地鎮祭を行いました。

家づくりのセレモニーに関しては、
近年は工期との兼ね合いやお施主様のご希望もあり、
行うもの・行わないものがございますが、
当社で家づくりをされる方の中では、
地鎮祭に関しては多くの方がご希望されます。

この「地鎮祭」とは、お家を建てる際に、
神様に工事の無事や安全と建物や家の繁栄を祈る儀式のことです。
ちなみに「とこしづめのまつり」と読むこともあります。

お供え物をし、祝詞をあげ、お払いをして浄め、
施主が初めてその土地にクワやスキを入れます。

もともとはその土地の氏神様を祀っている神社が
地鎮祭をしていましたが、近年では最も近い場所にある神社に
依頼することが多いです。


≪地鎮祭の日取り≫
地鎮祭は、慣例的には地鎮祭の吉日とされる大安、先勝、友引の
いずれかの日の、午前中に行います。神社への予約、飾り付け等の
手配や準備は施工会社に依頼するのが一般的です。出席者は多くの
場合、施主、施工会社、工事関係者、神職です。


≪地鎮祭の主な流れ≫
地鎮祭では神様に捧げものをし、お祓いや祝詞をあげたあと、
施主、施工業者が初めて鍬や鋤を入れ、工事の無事を祈ります。
全部で80分~100分くらいで、以下のような流れで執り行います。

1. 修跋の儀 (しゅうばつのぎ、しゅばつのぎ)
まずは祭壇、土地、参列者をお浄めします。

2. 降神の儀 (こうしんのぎ)
神様をお迎えします。

3. 献饌 (けんせん)
神様にお供え物を差し上げます。

4. 祝詞奏上(のりとそうじょう)
神様に祈りの詞をささげます。

5. 切麻散米(きりぬささんまい)
神職が工事を行う土地を清めます。

6. 地鎮の儀 (じちんのぎ)
その土地で初めて草を刈る「刈初(かりぞめ)」、
初めて土をおこす「穿初(うがちぞめ)」、
初めて土をならず「土均(つちならし)」と行い、
最後に神職が鎮め物を納めます。

7. 玉串奉奠 (たまぐしほうてん)
※玉串:榊(さかき)などの常緑樹の小枝に、
紙のヌサ(幣)と言われるもの、
または木綿(ユウと言われるもの)をつけ、
神前に供えるもの玉串奉奠(たまぐしほうてん)とは
神前に玉串を捧げること、謹んで供えることを言います。

8. 撤饌 (てっせん)
お供え物をお下げします。

9. 昇神の儀 (しょうじんのぎ)
神様にお帰りいただきます。

10. 閉式の辞(へいしきのじ)
地鎮祭の終了を告げます。

11. 神酒拝戴 (しんしゅはいたい)
用意した湯のみまたは神コップを参列者に手渡し、
祭壇にあがっていたお神酒を注ぎます。
お神酒が、参列者に行き渡ったら、全員で戴きます。

12. その他
地鎮祭で神職が納めた「鎮め物」は、一旦、
施工業者に預かってもらい、
適当な時期に地中に納めてもらいます。

お供えしていた塩、酒、米、お神酒は
土地の四方の方角の土の上に撒きます。


≪地鎮祭の服装≫
神様をお迎えする儀式なので、ネクタイ着用が基本ですが、
個人宅の場合にはそこまでこだわりませんので、
事前に住宅会社と相談すると良いでしょう。


≪地鎮祭にかかる費用・お金・相場≫
地鎮祭に必要な費用としては、神職に支払う費用と、
施工業者に支払う費用、ご自身で用意するものの費用があります。

神職に支払う費用:
・初穂料、または玉串料など・・・謝礼の表書きを「御初穂料」
「御神饌料」「御玉串料」と書くことから、
地鎮祭の謝礼の事を初穂料と言います。(2~5万円くらいが目安)

・お車代・・・神職が自分の車などで来られる場合、白封筒に「お車代」
として、5千円~1万円くらいを包んだものをお渡しします。


施工業者に支払う費用:
・祭壇その他準備費用・・・祭壇その他の準備は施工業者に
一任することが多く、1万円~5万円くらいが目安です。
テントなどを設営してもらうと更に金額が上がりますが、
一式を神社で借りる方が安あがりな場合もあります。

ご自身で用意するものの費用
・お供え物関係の費用・・・米や塩などのお供え物やお神酒、
湯呑みまたは紙コップなどを用意するのにかかる実費です。

・ご祝儀・・・棟梁、大工、職人、現場監督、作業員などに
ご祝儀を渡します。※必須ではありません


以上、地鎮祭に関して、昔からの慣習を含め詳しく
書かせていただきました。このように書くと手間もお金も
随分かかるように感じますよね。

たしかに昔は上でお伝えしたように80~100分の時間と
10~20万円程度のお金をかけ、親戚中を呼んで行うようなものでした。

しかし最近では35,000円前後の費用と30~40分程度の時間で、
以前よりもずっと気軽に行えるようになっているケースがほとんどです。面倒な段取りも、多くの場合住宅会社が行ってくれます。

当社では、家づくりを生涯で最も大きなイベントの1つだと
考えていますので、できるだけ多くの方がお気軽に
セレモニーを行っていただけるよう、
ご相談させていただいております。

お子様にとって安全な家づくり

こんにちは。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

皆様のお宅や地域では、台風10号の被害は大丈夫でしたか?
弊社の地域は、風が強かったものの、大きな被害等は、ニュースでは、
報じていませんでした。

これから、台風が日本列島にやって来る時期になります。
いつもそうですが、早めの備えが大切です。

先日、お施主様のお家の10年点検に行ってまいりました。
初めてお会いした時3歳だったお子様が
中学生になっていて感慨深いものでした。

このお家を建てる時、当時まだ3歳だった息子さんが、
何にでも興味を持たれる頃だったもので、
ご家族と一緒に「安全な家づくり」について
何度も話し合ったものです。


お子様が小さなときは、家の中でも事故は起こり得ます。

今回は部屋ごとにお子様にとって危険な個所と対処法をお伝えします。

<リビング>
・ブラインドの紐などに首が引っ掛かった
 ⇒紐を子供の手が届かない位置でまとめておく
・テレビのコードの足を引っ掛けて倒してしまった
 ⇒コードを、床を這わせる場合はコードカバーを用いる
・コンセントに針金やヘアピンを差し込んだ
 ⇒コンセントにコンセントカバーを取り付けておく
・テーブルの上の薬や飲み残しのアルコールを、
 お菓子やジュースと勘違いして飲んでしまった
 ⇒子供にとって危険なものは、子供の手の届く場所に置いておかない

<ダイニング・キッチン>
・テーブルなど家具の角にぶつかった
 ⇒角をコーナーガードやクッションで覆っておく
・椅子から転落した
 ⇒ベビーチェアはベルト付きのものを使用する
・鼻や耳の穴にビー玉やボタン電池を詰めてしまった
 ⇒細かなものは鼻や耳に入らないサイズのケースに入れ、
 子供の手の届かない場所にしまっておく
・炊飯器のスチームでやけどした
 ⇒キッチンには危険なものが多いので、
 キッチンスペースに仕切りを作り子供が入れないようにしておく


<玄関・廊下・階段など>
・玄関のドアに指を挟んだ
 ⇒玄関ドアは重いため、切断されてしまうケースもあるので、
 子供が不用意に開けないよう特に注意
・戸のノブに服のフードやストラップが引っ掛かった
 ⇒紐などの引っ掛かりにくいノブにする
・歯ブラシや箸などを加えたまま転び、のどに刺さった
 ⇒親の注意+床に段差を作らない
・階段から転落した
 ⇒階段に滑り止めや、階段出入り口にベビーゲートを設置する
・引き出しで指を挟んだ
 ⇒子供が勝手に開け閉めできないよう、鍵をつける


<浴室・洗面脱衣所>
・湯船で溺れた
 ⇒3~4歳の幼児でも水深20cm程度で溺れてしまうことも、
 保護者が洗髪で目を離すときなどは湯船から上げておく
・湯船に頭から落ちた
 ⇒どうしても目が離れる時はイスに座らせておく
・滑って転倒した
 ⇒浴室の床をクッション性のものにする
・洗濯機を覗き込んでいて、頭から落ちた(特に縦型)
 ⇒簡単にフタ(扉)を開けられないようロックを付けておく
・ドライヤーやヘアアイロンに触れてやけどした
 ⇒出しっぱなしにしない、使用後電源を切って
 手の届かないところにしまう

<バルコニー>
・出入り口のサッシに指を挟んだ
 ⇒基本的に大人が出入りするとき以外は鍵をかけておく。
 指はさみガードをつける
・灰皿にしていたジュースの缶の中身を飲んだ
 ⇒出しっぱなしにしておかない
・バルコニーから転落した
 ⇒踏み台や足をかける場所があれば、
 乗り越えられる場合がるので注意

お家を建てた後に気を付けることで防げる事故もあれば、
家づくりの時に予め事故が起こりにくいつくりにすることもできます。
できるだけお子様の安全に配慮した家づくりを行うことが、
私たちの務めだと考えています。

今さら聞けない「ZEH」って何!?No3

こんにちは。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

以前ブログの中でZEH(ゼッチ)-“Zero Energy House”-
(ネット)・ゼロ・エネルギー・ハウスについて、
「家の性能と省エネ家電で節約し、太陽光など活用することで
光熱費0を目指そう」ということをお伝えしました。


その中で、これを達成するためのポイントは3点です。

1.家の断熱性能を上げることで、そもそも夏は涼しく冬は暖かい住宅
2.省エネ性能の高い空調や照明・給湯設備などを使う
3.太陽光などで自宅のためのエネルギーを創る

1.家の断熱性能を上げることで、そもそも夏は涼しく冬は暖かい住宅
に関しては、家の断熱材やサッシを工夫し、省エネをはかることが、ZEH
に向けて「家の断熱性能を上げる」ことが大切です。

次に
2.省エネ性能の高い空調や照明・給湯設備などを使う
については、家の設備・装備を省エネのものに変え、使用する
エネルギー(電気)を減らしていくことが重要です。


ただ、いくら断熱性能を上げてエアコンの使用頻度を下げ、使う設備や
装備を省エネのものに変え、使用エネルギー(電気)を減らすことは
できても、完全に0にすることは物理的に不可能です。電気を使わずに
エアコンなどを動かさなければなりませんからね。。


そこで、3.使う分のエネルギー(電気)を自分の家で作る(創エネ)、
または使った分の電気代を自分の家で作り売って賄う(売電)といった
考え方が重要になってきます。

「創エネ」とは、エネルギーを使う量を減らすというだけの「省エネ」より
1段階上の考え方で、さらに+αのエネルギーを作り出すことです。
省エネよりもさらに地球に優しく、家計の助けにもなります。

一般家庭でできる創エネとしては太陽光発電がメインです。というのも
基本的には太陽電池モジュールを屋根に設置するだけというように簡単に
施工できるからです。

太陽光発電は太陽の光さえあればいつでも発電することができます。
家庭でそのまま使うだけでなく、使いきれず余った電力があれば電力
会社に売ることができるのも魅力のひとつです。

災害時の停電の際にも日光さえあれば発電が可能なので電気を利用
できるようになります。

他には、太陽光発電とともに創エネとして人気があるのがエネファームや
エコウィルといった発電システムです。

エネファームはガスを利用した発電です。
電力を作るとともにお湯を作るので、お風呂や炊事の際に
活用することで、エネルギーを作り出しながらも
電力消費を抑えるという一石二鳥の発電方法です。

エネファームはガスから水素を取り出してその反応で電気を作り出す
という仕組み。化学エネルギーから電気エネルギーへと変換させる
だけですので電力を生み出す際に無駄がなく地球環境に優しい発電方法
です。こちらもお湯を作り出すことができます。

エコウィルやエネファームはお湯や床暖房などを使う機会の多い家庭が
利用するとより創エネの役に立つと言われています。

なお、ZEHとして使用する創エネに関しては、認められたものである
必要があります


以上のように、家の断熱性能を上げる+家の設備・装備を省エネのものに
変え、+さらに創エネを行う事で、光熱費0を目指すのがZEHの考え方
です。

今さら聞けない「ZEH」って何!? PART2

以前ブログの中でZEH(ゼッチ)-“Zero Energy House”-
(ネット)・ゼロ・エネルギー・ハウスについて、

「家の性能と省エネ家電で節約し、
太陽光など活用することで光熱費0を目指そう」とするためには


1.家の断熱性能を上げることで、そもそも夏は涼しく冬は暖かい住宅
2.省エネ性能の高い空調や照明・給湯設備などを使う
3.太陽光などで自宅のためのエネルギーを創る

以上の3つの取り組みが必要だということをお伝えしました。

その中で、
1.家の断熱性能を上げることで、そもそも夏は涼しく
冬は暖かい住宅に関しては、家の断熱材やサッシを工夫し、
省エネをはかることが、ZEHに向けて「家の断熱性能を上げる」ことが
大切だとお伝えしました。

しかし、いくら断熱性能を上げて夏に涼しく冬に温かい家を
作ったとしても、真夏日や真冬日にはエアコンを使用しますし、
照明や給湯設備でも電気(エネルギー)を使います。

そこで、
2.省エネ性能の高い空調設備・換気システムや、
給湯設備、照明などが必要となってきます。

例を挙げると、

・省エネ性能の高いエアコンを選ぶ
家の中で電気代の多くかかるものがエアコンです。
ZEHとするためには、予め定められた省エネ性能基準を
満たしている必要があります。

・ZEHにオススメの換気システム
家の気密性が高まると、冷暖房の効率は上がりますが、
その分汚れた空気が室内に滞ってしまいます。
そのため、24時間換気システムはZEHには必ず必要なものです。

24時間換気システムとは、住宅の給気と排気を24時間機械制御で
行うことです。室内の空気を常に綺麗に保つことを目的としており、
今では新築住宅建設の際にはこのシステムの設置が義務化されています。

換気システムは、給気または排気、もしくはその両方を
機械で行うかどうかで大きく3種に分けられます。
ZEHにおいては、給気・排気どちらも
機械が自動で行う熱交換換気システムが、少ない換気量で家全体の
空気が綺麗になるため、室温への影響が抑えられもっともおすすめです。

・高効率給湯器を使う
高効率給湯器は、ZEHには欠かせません。エコキュートやエコジョーズ
といった高効率給湯器は、少ないエネルギーで生活に必要な電気を
生み出し、さらに効率良くお湯を沸かすことができます。
省エネの仕組みや機種によって効果に違いはありますが、従来のガス
給湯器と比較すると平均で15%程度の省エネ効果が得られるようです。
それによって生活にかかわる費用を安くすることはもちろん、環境への
負担を下げられます。

・照明を白熱灯からLEDまたは電球型蛍光灯に
LEDは、従来の白熱灯(シリカ電球)に比べると購入単価が高いですが、
寿命は白熱灯の約40倍と長寿命です。

長期的に考えれば購入代金に差は小さくなりますし、
頻繁に交換する手間が省ける、消費電力が少なくて済むなどの
メリットがあります。

また、電球型蛍光灯に交換するだけでも、
消費する電力量は4分の1になります。
白熱電球の10倍程度の高価格ではありますが、
寿命では約5倍と長くなります。

他にも高い省エネ効果が期待できるのが、多灯分散照明です。
ダウンライトやスタンドなど、低いワット数の照明を室内に
いくつか分散させ細かく配置することで、
生活シーンにあわせて照明を変えることができるので、
その時に最適な照明の量に調整することができ、
ムダを防ぐことができます。

このように、家の断熱性能を上げるのと併せ、
家の設備・装備を省エネのものに変えていくことが重要です。

今さら聞けない「ZEH」って何!?

こんにちは。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

先週の未完成見学にて、お客様より
ZEHに関してのご質問が多かったので
今回は、ZEHについてのお話です。

今、家づくりをするときによく耳にする
「ZEH」という言葉、「よく耳にはするけれど、
一体『ZEH』ってなんだろう?」と思われる方は多いそうです。

当社にご相談される方からも、
「今さら聞けない気がする・・・」という声を
多く頂戴します。

ZEHとは「ゼッチ」と読み、
“Zero Energy House”
(ネット)・ゼロ・エネルギー・ハウスの略なのです。

経産省のHPでは
「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、

高効率な設備システムの導入により、
室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを
実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、
年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」

となっていますが、ザックリ言うと、
「家の性能と省エネ家電で節約し、太陽光など
活用することで光熱費0を目指そう」という家です
(若干語弊があるかもしれませんが、
分かりやすく言うとこんな感じです)。


そしてそのためには

1.家の断熱性能を上げることで、
そもそも夏は涼しく冬は暖かい住宅

2.省エネ性能の高い空調や照明・給湯設備などを使う

3.太陽光などで自宅のためのエネルギーを創る

以上の3つの取り組みが必要です。

ちなみに“ネット”・ゼロ・エネルギーというのは、
“使う”エネルギーをゼロにするのではなく、
“創る”エネルギーと併せて“収支を”ゼロにする
という意味です。

では、上に挙げた3つの取り組みのためには、
家を作る際に何をすればよいのかというと・・・

1.断熱性能を上げるために
家の断熱性能を上げるためには、
高気密、高断熱にしてくれる素材を使用します。

家によって違いはありますが、
お家を建てる際には壁の中などに断熱材と呼ばれる、
家の外の寒さや暑さから家の中を守る素材を使います。


この素材を使うことで、家の外が寒くても中は暖かい、
逆に外が暑くても中は涼しい、ということを実現できるのです。

"ZEHの家づくりを行う際には、
高気密、高断熱な断熱材を選ぶことで、

二酸化炭素の排出量を抑えることができるほか、
国土交通省からは、ZEH向けの断熱材を使用することで、
年間で8万円以上もの冷暖房費を削減できる
ということも発表されています。

高性能な断熱材を利用すれば、冷暖房をあまりつけなくても
1年を通して快適な暮らしが可能になりますし、
室内での温度差も少なくなるため廊下や
お風呂で寒い思いをするということもなくなります。

激しい温度差を抑えることができれば、
ヒートショックの予防にも役立ちます。

また、結露もしにくくなるので、カビやダニの発生を抑え、
家を長持ちさせることができます。

ただ、いくら高性能の断熱材を使っていても
隙間だらけの家では家の中から熱が逃げてしまいますし、
逆に外の熱も入ってきてしまいます。

家の場合、熱が逃げる隙間は開口部である窓や
ドア部分になりますので、窓やドアの断熱強化も重要です。

なお、壁の断熱材の厚みを増やすことだけで
断熱性能を高めると、壁と窓の断熱性能の差が大きくなり、
室内温熱環境の温度差ができ、窓辺から
不快な冷気が流れてくることがあります。

壁より断熱性能が低い窓の断熱性能を高めることで、
断熱性能のバランスが良くなり、快適性が高まります。

このように、家の断熱材やサッシを工夫し、省エネをはかることが、
ZEHに向けて「家の断熱性能を上げる」ことになります。

暮らしやすい間取りのために その2

こんばんわ。
FAMILYーHOUSEの岡根です。

以前、お家を建てる時の間取りについて、
気を付けておきたいポイントをご紹介しました。

家づくりをする上では、こういったポイントと併せて、
ライフスタイルに合わせた部屋の配置が重要となってきます。

今回は、部屋の配置について、
メリットやデメリットと一緒にご紹介します。


1.家族とのコミュニケーションを大切にする方へ
 ~玄関からリビング・ダイニングを通って各部屋へ行く部屋配置

玄関から家に入ると、まずリビング・ダイニングがあり、
そこから和室や風呂・トイレ、2階への階段へ通じるタイプです。
2階は子供部屋や主寝室となります。

この間取りでは、外から帰ってきて自室に行くときや、
移動の際に必ずリビング(ダイニング)を通るため、
家族で顔を合わせる機会が多くなります。


そのため、親(母親)が子供達の動きを把握しやすく、
家族の知らない間に外に出ていったり、
いつの間にか帰宅していたりということ少なくなります。

動線か重なることで顔を合わせる機会が増えるので、
家族間でのコミュニケーションが増えます。

また、廊下スペースが少なくなるので、
その分リビングが広く使えるというメリットもあります。


ただ逆に、家族がお風呂に行く場合などにも、
家族がいるリビングを必ず通るため、家族1人1人の生活を
大切と考えるご家庭には不向きかもしれません。

来客者が来た時場合や宿泊する場合に、
生活の中心であるリビングを必ず見られることになり、
お互いのプライバシーが守られにくい間取りでもあります。

2.家族一人ひとりの生活を大切にする方へ
 ~玄関から直接各部屋へ通じる部屋配置

玄関から家に入ると、廊下を通り、リビング・ダイニング、
階段、和室、風呂・トイレといった各部屋に直接行けるタイプです。
2階は子供部屋や主寝室となります。

この間取りは、家族各々のプライバシーを守りやすい部屋配置です。
子供に静かな勉強部屋を与えたい、
親の仕事の時間が不規則なため家族に生活を干渉したくない、など
1人ひとりの生活を大切にしたいと考えるご家族向きです。

また、来客があったり宿泊したりする場合にも、
お客様のプライバシーが守られやすい構造です。

しかし、親が子供たちの行動を把握しづらく、
子供が知らない間に外に出たり、帰ってきたりしている、
また廊下が必要なため、その分のスペース確保が必要になる、
といった懸念点も出てきます。

3.来客を大切にしつつ家族コミュニケーションも大切にしたい方へ
 ~玄関から直接リビング・ダイニングと和室へ通じ、
  リビング・ダイニングから他の部屋へ通じる部屋配置

玄関から家に入るとリビング・ダイニングと和室それぞれに行け、
リビング・ダイニングからを通り抜けて風呂・トイレや
2階に通じる階段に行けるタイプです。
2階は子供部屋や主寝室となります。

先にご紹介した1.2.のメリットを併せ持ち、
来客を大切にしつつ、家族のコミュニケーションも大切にできます。
ただし、来客が宿泊してお風呂を使う場合や、トイレを使用する場合は、
リビングに入らなければなりません。

この部屋配置は、応用をきかせることができ、お風呂やトイレは、
来客がリビングに入らずに使えるよう廊下の先に配置したり、
また子供が外から汚れて帰ってきた時に、汚れをリビングに
持ち込ませずそのままお風呂に行けるように
玄関からすぐにお風呂だけを配置したりすることもできます。


これらのように、私たちは当社を訪れるご家族の数だけ間取りは
存在するものだと考え、お客様のこれまでのライフスタイルや、
これから希望するライフスタイルを細かく伺うことで、お客様
一人ひとりにとって最適な間取りをご提案できるよう努めています。

窓の種類と機能3-2

こんにちは。
FMILY-HOUSEの岡根です。

前回に引き続き、窓の種類と機能をご紹介していきます。

・片開き窓
欧米で一般的に使われる窓で、片開きドアのような形状です。
可動域が大きいため、風にあおられて破損しないよう、
ストッパーなどを付ける必要があります。
引き違い窓に比べて気密性が高く、
ストッパーを付けることで防犯性能も上がります。

外開の形の場合、風を取り込みやすいことがメリットですが、
窓を開けるときには、先に網戸を開ける必要があり、
夏は虫が入ってきてしまうこともあります。

メリット: 引き違い窓に比べて気密性が高い。
ストッパーを付ければ防犯になる。
外開きの場合、外気を取り込みやすい。
デメリット:外開きの場合、開閉時に網戸をどかさねばならず、
虫が入ってくることも。


・両開き窓
両開き窓の場合は、通風などの機能面もさることながら、
デザイン的にも開放感があります。
しかし安全面に配慮しストッパーを付けると
可動領域が制限されてしまいます。

メリット: 引き違い窓に比べて気密性が高い。
ストッパーを付ければ防犯になる。
開放感がある。
デメリット:ストッパーを付けると安全性は上がるが、
可動域が狭くなるので開放感が得にくい。


・突き出し窓
外倒し窓の下側が開き、外側へ突き出すようなタイプの窓です。
開けると庇のようになるので、雨の侵入を防げます。
また、すりガラスやデザインガラスなどを使うことで、
開けたときでも外から見えません。
反面、通風は他の窓よりも劣り、また外側に突き出るため、
室外にスペースを確保しておく必要もあります。

メリット: 開放時でも雨が入ってこない。
型板ガラスなどと組み合わせて外からの視界を遮ることができる。
デメリット:他の窓に比べて、風通しがあまりよくない。


・引き込み窓
1枚の引き戸状の窓を横方向にスライドさせて開閉するタイプ。
窓を開けたときには、壁の内部に窓を仕舞えたりします。
開放時に窓が見えなくなるため、スッキリした印象になり、
大きな窓では開放感が高まります。反面、気密性はやや劣ります。

メリット: 窓を開けた際に隠れるため、開放感がある。
デメリット:他の窓に比べて、気密性が低い。


・ルーバー窓
ハンドル操作で、羽状のガラスを回転させて開閉するタイプで、
ガラスの角度は自由に調節できます。
お風呂場やトイレに多く採用されますが、
外部からドライバーで羽を取り外せてしまうため、
防犯対策も併せて行うことが重要です。

メリット: 開く角度を自由に調整できる。
プライバシーを確保できる。
雨が入りにくい
デメリット:防犯面が弱い


・オーニング窓
ルーバー窓と似ていますが、
こちらはガラス1枚1枚にサッシが付いていて、
横長のガラスを2~4枚ほど、縦に連結した窓です。
サッシがついている分、ルーバー窓よりも気密性が高いですが、
逆にルーバー窓と違い、自分で交換することは非常に困難です。

メリット: プライバシーを確保できる。
雨が入りにくい。
ルーバー窓よりも気密性が高い。
デメリット:自分で交換するのは難しい。


・はめ殺し窓(FIX窓)
窓枠にガラスをはめ込み、固定した窓。
採光と眺望だけが目的で、開閉はできません。
当然通気性はゼロで、壁と比べれば断熱性能も劣ります。

メリット: 色々な形状にできる。
眺めが良くなる。
デメリット:換気はできない。
壁材と比べると、断熱性能が低い。


・ツーアクション窓 (ドレーキップ窓)
ハンドルを90度、もしくは180度ひねって開閉する窓で、
縦開き/横開き、内倒し/外倒しなど、様々な形式があります。
構造が複雑なため、外から侵入することが困難で
防犯性能が高く気密性能も高いです。
ただし、まだ一般的に普及が低く、値段が高めです。
またカーテンが付けられるかどうか等を、
設計段階で考える必要があります。

メリット:気密性と防犯性能が高い。
デザインが格好良い。
デメリット:価格が高い傾向にある。


・回転窓
窓の中央を軸にして回転するタイプの窓で、
家の中から窓の外側を掃除できるメリットがあります。
しかし構造上、網戸を外側には設置できません。

メリット: 室内から、家の外側のガラスを拭くことができる。
換気性能に優れる。
デメリット:網戸を外側に付けられない。

6月29日30日の未完成見学会のご案内です。
/10event/

窓の種類と機能3-1

こんにちはFMILY-HOUSEの岡根です。

以前ブログの中で、家の窓の
「サッシ」と「ガラス」についてお伝えしましたが、
窓は形状によって使われ方も異なってきます。


<デザイン・形状>
窓のデザインや形状は、数多くあります。
窓のデザインや形状を選ぶ際には、デザイン性だけでなく、
空間に適した開閉方法かどうかや、開閉操作の使い勝手、
手入れ方法なども確認しておくことが大切です。

また、外からと室内側から両面からの
見え方を検討しておくことも大切です。

デザインや形状ごとにメリット・デメリットが存在します。


・引き違い窓
よく目にする開閉方式で、2枚以上の戸を溝やレールにはめ、
横方向に開閉する、障子や襖と同じ構造です。
ガラス戸、網戸など、複数の建具を重ねることが可能で、
空間の間仕切りにも使えます。

メリット: 窓回りをデザインする自由度が高い。
開閉の度合いを調節しやすい。

デメリット:外側のガラス面が掃除しにくい。

・上げ下げ窓
引き違い窓を縦型にしたような形の窓で、
2枚の戸を上下にスライドさせて開閉します。

外部から侵入することが難しい構造で、防犯性に優れる反面、
やや開閉しにくい作りでもあります。
また、窓の重量を考慮して設計しなければいけません。

メリット: 防犯性に優れる。
2枚とも稼動するタイプの場合、通気性が高い。

デメリット:窓の開け閉めがしにくい。
外側の面が掃除しにくい。

・縦すべり出し窓
ビジネスホテルなどでよく見かけるタイプで、
窓枠の上下に溝がついていて、この溝に沿わせて戸を押し出す形状です。

曇りガラスと組み合わせると、少し空いただけでは外から見えないので、
目隠し効果が高く、トイレなどに効果的です。
また、ストッパーを外せば戸が90度開き、外側の面にも手が届くため、
掃除のときに便利です。

メリット: 曇りガラスなどと組み合わせれば外から見えにくい。
外の風を室内に取り込みやすい。
外面の掃除がしやすい。

デメリット:開放時に雨が降ると、室内側の面も濡れる。

・横すべり出し窓
縦すべり出し窓を90度回転させた形状で、縦すべり出し窓と違い、
開放時にも雨が入っきにくいです。反面通気性能は縦すべりに劣ります。

メリット: 曇りガラスなどと組み合わせれば外から見えにくい。
開放時に雨が降っても、すぐには入ってこない。

デメリット:風通しは縦すべり出し窓の方が効率的。

・内倒し窓
水周りの換気用として使われることが多い窓で、
上部を倒して内側に開くタイプです。
曇りガラスなどを使えば、開いたときも外から見えません。
一方、開放時に雨が室内に降り込みやすいことや、
カーテンなどが取り付けられないことが難点です。

メリット: 曇りガラスなどと組み合わせれば外から見えない。
室外のスペースを気にせず設置できる。

デメリット:開放時に雨が室内に降り込みやすい。
カーテンやブラインドが取り付けられない。

・外倒し窓
火災時の排煙窓として設置されることが多く、
煙を外へ逃がすことに適した作りで、
飲食店の厨房や公共施設などにも使われています。
住宅では、高所での採光や換気に向いています。

しかし開放時に雨が降ると、
流れ込むようにして雨が入ってくるので注意が必要です。

メリット: 排煙に適している。
曇りガラスなどを使うことで外から見えない。

デメリット:開いているときに雨が降ると、室内に流れ込んでくる。

失敗しない土地探しのために・・・その2

こんにちは。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

以前、住宅を建てる土地を探す際に、大切なポイントとして、
「住むエリアの探し方」をご紹介しました。
住むエリアが決まりましたら、今度は「住む土地」を探していきます。
その際のポイントはどのようなことでしょうか。

【土地の形】
住宅用に整形された土地と違い、変形した土地の場合、その近辺の土地の
相場よりも安い場合があります。変形した土地とは、旗竿敷地(道路に
接する出入口部分が細い通路上の敷地になっており、その奥に家の敷地が
ある形状の土地)や台形・多角形の敷地といったものです。そういった
土地は、ほかの優先順位の高い条件に当てはまったり、家づくりで
工夫したりすれば魅力的な場合もあるので、「変形土地だからダメ」と
除外するのではなく、住宅会社に相談した方が良いでしょう。

【高低差のある土地】
同じ敷地内で高低差がある場合は分かりやすいですが、敷地と道路、
隣地との高低差も注意が必要です。道路や隣地との間に高低差がある
場合は、土を留めるための「よう壁」が必要になりますし、古い
よう壁がある場合は、造り替えたり、建物をよう壁から離して建てる
必要があります。

【上下水道の引き込み】
水道や下水道が家の前の道路には通っていても敷地の中までは入ってきて
いない場合、道路を掘って、つなぐ必要があります。条件によって
異なりますが、大きな金額が掛かることもあります。引き込みが必要か
どうかは確認しておきましょう。

【隣の家の状況】
隣の家までの距離や隣の家の高さを確認することで、ある程度は敷地の
日当たりなどの状況がわかります。ただ、実際には建てるお家によって
状況は変わりますし、また将来的に変化する可能性もあるので、細かい
判断は住宅会社に相談したほうが良いです。"


【敷地の前の道路の幅】
車をお持ちで駐車スペースを作る場合、敷地の前の道路の幅によって、
駐車に支障がないか確認することが必要です。また道路の幅に関しては、
工事の時にも運搬車両が入れるかどうかで、建築費用にも影響がでます。
敷地まで入る道路の幅や、近くに工事用の車両を停めることができるか
どうかもお家の建築費用を考える上では見えおいた方が良いです。

【土地の歴史】
家を建てる場合には、基礎部分が非常に大切です。しかし、さらに
重要なのは、その家の基礎を支える地盤です。そのため、その土地の
地盤の強さを、できる範囲で調べて負うことも大切です。雨の日にその
土地を見て、雨水の流れ具合を調べてみたり、近隣の人に過去の災害の
ことを聞いてみたりしても良いでしょう。過去の災害などについては、
その土地の地名や、インターネットからも調べられます。併せて
ハザードマップなども確認しておくと良いでしょう。


長く暮らしていく土地なので、安心して快適に過ごせるお家を
建てられるよう、念入りに調べておくことをお勧めします。
しかし、調べるにあたっては、専門的な知識が必要な場合もございます
ので、私たちは、お客様と一緒に土地を見させていただくことも数多く
行っています。

自然災害の水害に備えて。

こんちは。
FAMILY-HOUSEの岡根です。
あと、1日で元号が替わる歴史的な日を楽しみに
している私ですが、水害についてのお話をしたいと思います。

以前、ブログで水害に強い家の作り方についてお伝えしました。
敷地を高くする、床を高くする、基礎を高くするといったように、高さを
上げることがカギです。
ただ、いずれにしても大規模な工事が必要となり、経済的な負担も相当な
ものになりますし、既に建っている家にお住まいの方にとっては、
工事自体も難しいものとなります。

そこで今回は、今からできる水害対策の準備をご紹介します。

1.土のう・水のう
土のうとは、布袋に土砂を詰めたものです。これを積みあげて、水や
土砂の流れを止め、家屋への浸水を防止するので、水深の浅い
初期段階や小規模な水害時には、非常に有効な対策です。低地に
住んでいる方は、常備しておくのが賢明ですが、袋いっぱいの土を
集めるのは、特に土の少ない都会ではなかなか大変です。そういった
場合には、40~45リットルのゴミ袋を2~3枚重ね、水を入れて作る
「水のう」も有効です。
水のうを複数個用意し、段ボールに詰めることで土のう代わりにも
なります。
水害被害を受けやすい半地下・地下に玄関や駐車場、居室があるお家に
お住まいであれば、土のうは常に準備しておくのが良いです。

2.止水板
大雨時には、家の出入り口に、長めの板などを設置し、土のうや水のう
などで固定して、浸水を防ぎましょう。板がない緊急の場合は、
テーブル・ボード・タンス・ロッカー・畳などで代用しても良いです。
なお、止水板を購入に対して補助金を出してくれる自治体もありますので、
お住まいの自治体のHPなどをチェックしてみましょう。

3.排水溝のチェック
ゲリラ豪雨など、突発的で激しい水害時は、トイレや浴室、さらには
洗濯機などの排水溝から汚水が逆流する「排水溝逆流浸水」が発生し、
室内から泥水が噴き出す恐れがあります。
水のうを1回のトイレの便器に入れる、浴室、浴槽、洗濯機の排水溝の
上に乗せる、といった対応で逆流を防止しましょう。

4.自作のハザードマップ
自治体の作成したハザードマップは非常に重要なものですが、それに
加え自前のハザードマップを用意しておくことも大切です。
水害が起きて、避難が必要になった時のために、避難場所までの
マンホールや小川、側溝などの危険箇所をマップ上に示しておくと
良いです。
特に濁流で冠水した場合、危険箇所が見えなくなり、避難途中でふたの
外れたマンホールや側溝に落ちてしまうことも非常に多くあります。
通常の降雨時に避難場所まで歩いてみて、自作のハザードマップに、
雨が降った時の水の流れる方向やマンホール・側溝の場所の目印に
なるものも書き込んでおきましょう。
なお、お家が平屋建てで、ゲリラ豪雨時などに逃げ場所がなくなって
しまうような際には、遠くの避難場所を目指すよりも、隣近所の二階以上に
避難させてもらうほうが安全なので、普段から人間関係を築いて
おきましょう。

5.非常用品備蓄
大規模水害時には、水道、電気、ガスなどが止まり、道路が寸断される
可能性があります。
ライフライン途絶を想定し、水、食料、日用品、カセットコンロ、
カセットボンベ、予備電池、防水懐中電灯、携帯電話充電器、医薬品、
ランタンなど、一週間程度暮らせる備蓄を準備しておきましょう。
これらについては、故障の有無など定期的なメンテナンスを行うように
心がけましょう。また持ち出し用の非常用品はすぐに持ち運びができるよう、
一箇所にまとめて保管しておきましょう。
両手を開けて避難できるよう、リュックなどに入れての保管をオススメ
します。

災害はいつ何時襲ってくるかわからないものです。
水害に強い家を作ることも当然大切ですが、万が一に備えた準備も、
家づくりの際にアドバイスさせていただいています。

窓の種類と機能って知ってます?その2

こんにちは。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

以前ブログの中で、窓を構成する「サッシ」についてお伝えしましたが、
今回はサッシと組み合わせられている「ガラス」部分についてのお話です。

<ガラス>
サッシに取り付けられている「ガラス」部分についてですが、このガラスにも
多くの種類があります。用途によってどの種類を使うのがいいのか
違いがあります。

・一般的なフロートガラス
最も一般的な、特に機能を持たない透明なガラスがフロートガラスで、
多くの建物で使われています。値段も安価で、割れてしまった場合も、
多くの業者が在庫を持っているため、即日交換ができる場合が多いです。

・目隠しの型板ガラス
家が通りに面していたり、隣の家との距離が近かったりする場所に
使われるのが型板ガラスです。型板ガラスとは、ガラスの片面に模様を
付けたガラスで、いくつかの模様のパターンがあり、食器棚などに
使われていることもあります。

・すりガラス
型板ガラスのように目隠し用途などで使われるガラスです。フロートガラス
の表面に金剛砂などで細かい傷をつけているので、ガラス表面が
ザラザラしています。細かい傷があるおかげで、通過する光が拡散して
やわらかい印象の光を作り、上品で落ち着いた印象になるため、和室
などでよく使われています。逆に、ガラス表面に細かい傷があることで
掃除がしづらいため、浴室や洗面所などでは敬遠されることもあります。

・フロストガラス
すりガラスと見た目は似ていますが、加工の仕方の違いから、表面が
滑らかになっています。すりガラスの表面がザラザラしているのに対し、
フロストガラスの場合は滑らかなため、汚れがついても掃除しやすいという
メリットがあります。

・防火ガラス
お家を建てる場所によっては、都市計画法で防火地域・準防火地域に
指定されていることもあります。防火地域では、建築基準法で窓ガラス
などに防火設備ガラスを使う必要があります。
多く使われている防火設備ガラスが、比較的安価なガラスの中に
ワイヤーが入っているガラスです。ただ、ワイヤー部分が錆びて起こる
錆び割れや、ガラス全体の温度差によって起こる熱割れが起こりやすく、
また、ワイヤーが入っている見た目が不恰好だという見方もあるため、
最近ではワイヤーの入っていない透明な防火・耐火ガラスを選ばれる方も
増えています。

・防犯ガラス
泥棒の多くは、窓ガラスを割って侵入するため、防犯対策を強化する
お宅では窓ガラスに防犯合わせガラスというガラスを使っています。
合わせガラスとは、2枚のガラスの間に特殊な中間膜を挟んで作られた
防犯や防音効果を付加したガラスです。

・ペアガラス
ペアガラスは複層ガラスとも呼ばれ、2枚のガラスの間に中空層と呼ばれる
空気やガスの層を作り、室内と室外の熱の移動が抑えられる断熱機能を
備えたガラスです。
この断熱効果のおかげで、冬場に暖房を付けても部屋が中々温まらない、
冷暖房費が高い、暖房をつけると結露が発生して掃除が大変といった
悩みを抑えることができます。ただし、断熱効果を高めたい場合には、
気密性の低いアルミサッシではなく樹脂サッシなどを使う必要があります。

・Low-eガラス
ペアガラスの中空層側に、Low-e金属膜加工という特殊な加工を施した
ガラスがLow-eガラスです。加工する面によって、遮熱タイプと断熱タイプ
に分けられ、Low-e加工を室外側にした場合は遮熱タイプに、室内側に
した場合は断熱タイプになります。
夏の西日などによる日射熱で部屋が暑いといった場合は、遮熱タイプの
Low-eガラスにすることで日射熱による温度上昇を抑えることができます。
ただし、冬場の日射熱も遮ってしまうため、冬場に部屋が寒くなってしまう
といった場合は、遮熱タイプではなく断熱タイプが選ばれます。

・真空ガラス
ペアガラスの間が真空状態になっているのが、真空ガラスです。高い
技術で作られている分高価格ではありますが、空気が存在していない
ので、非常に高い断熱効果があります。

当社の標準仕様のサッシは、
YKK社製のAPW330でもちろん!
樹脂サッシ、ペアガラスLow-eガラスですよ!

窓の種類と機能て知ってます?

こんちは。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

お家の見た目を左右するものの一つに窓があります。窓の位置もそうですが、
種類によっても家の印象は大きく変わってきます。また家の機能にも大きく
関わってくるのが、この窓なのです。

この「窓」ですが、実は一口に窓と言っても、その種類は多岐にわたります。
今回はその様々な特徴をご紹介します。


<サッシ>
一般的に、窓は、サッシ+ガラスで構成されたものを指します。サッシとは、
ザックリ言うと窓枠全体を指していることが多いので、通常、窓を選ぶ
ということは、「サッシ」と「ガラス」を選ぶということです。

なお、最近のメーカーからは、この「サッシ+ガラス」で1つの商品となっている
ものが多く出ています。


この「サッシ」部分には、主に以下の種類があります。

・アルサッシ
耐候性や防火性に優れ、強度もある素材。軽いため、開け閉めしやすいのが
特徴です。
しかし、熱伝導率が高いいため、断熱性にやや劣ります。腐食しにくく、サビにも
強いですが長期間埃などが付着していたりなどすると腐食してしまうことも
あるので、日頃のメンテナンスが大切です。

・樹脂サッシ
主に塩化ビニール樹脂で作られているため、熱伝導率が低く、断熱性に優れる
素材のサッシです。後にご紹介する複層ガラスとの組み合わせると、高い断熱性を
得ることができ、結露が生じにくいため、北海道や東北地方といった寒冷地で
使用されることが多いです。
最近では、サッシ枠をスリムにしたタイプも開発されていますが、強度は
アルミより弱いため、厚みのある構造となる場合が多いです。
アルミサッシと比べると価格は高めになりますが、先にご紹介したように
断熱性能が高まるため、光熱費の抑制につながります。

・木製サッシ
木製サッシは、質感や風合い、インテリア性が魅力ですが、腐食や磨耗などの
耐久性に関しては、アルミサッシや樹脂サッシにやや劣ってしまいます。寒さの
厳しい北欧などで、広く普及しており、断熱性能に優れています。
最近では、木材を充分に乾燥させたり、特殊な構造で気密性などを高めたり
することで、木製サッシのデメリットである、経年による塗装の劣化や腐食、
木の狂いなどを克服するための工夫がなされているものも多くあります。

・複合サッシ
たとえば、室外側にアルミ、室内側に樹脂や木を組み合わせる、といったように
異なる素材を組み合わせたサッシは複合サッシと呼ばれ、それぞれの素材の
特徴が生かされています。
中でも主流なのが室外側にアルミ、室内側に樹脂を使用した
「アルミ樹脂複合サッシ」です。
屋外側に熱を伝えやすいアルミが使われていても、内側の樹脂によって熱伝導が
抑えられます。樹脂はアルミに比べて約1000分の1の熱伝導率であるため、
アルミのみのサッシと比べると、断熱性は遥かに優れています。また、アルミの
軽さと強度によって、樹脂サッシのデメリットである「厚くて大きい」という点も
軽減されます。
ただし、両方のメリットを併せ持つ分、デメリットも併せ持つ点も
考慮しておいた方が良いでしょう。

家づくりで支払うお金について

こんにちは。
FAMILY-HOIUSEの岡根です。

当社にお問い合わせされるお客様のほとんどが、「家を建てるのは初めて」
という方です。もちろん生涯で最も高額な買い物の一つであるため
当然です。では、そのためお金の支払いスケジュールがどのようなものに
なるのか、今回は、そういった住宅購入に関して支払うお金について
お伝えします。

家を建てる時には、住宅会社を選び、建築工事を行い、入居するといった
流れがあります。
また、住宅を建てると同時に土地を購入する場合は、「土地の購入」
「建物の建築」と、2つの手続きが必要になります。

お金に関して言えば、「建物購入の代金」「土地購入の代金」の他に「購入に
かかる諸費用」が必要となります。
こちらは、概ね「土地+家の代金」の6%~10%が目安と言われて
いますが、どんな土地であるかや、工事のスケジュール、住宅ローンの
借り方などによって増減することもあります。
もちろん、これら以外に、住宅を引き渡された後に必要になってくるお金も
ありますので、住宅購入に際しては、それらを長い目で見た支払い計画も
必要になります。

■家を建てる時に必要なお金と支払スケジュールの目安

●土地を購入する際に支払うお金
1.売買契約の時:「手付金」(土地の価格の5~10%程度)など
2.引き渡し前:購入物件の残代金(土地の価格-手付金など
-住宅ローン借入額)、土地の購入諸費用(土地代金の6~10%程度)

●家の建築に関して支払うお金
1.見積りの作成時:地盤調査費用など(必要な場合)
2.住宅ローン申込時:申込書類費用、証明書費用
3.業者との工事請負契約時:工事契約金(工事費用の約10%程度)、
建築確認申請費など
4.建築の着工時:「工事着手金」(工事費用の30%程度)、
地鎮祭費用など
5.上棟時:「中間金」(工事費用の30%程度)、上棟式費用など
6.引き渡し前:建築費の残代金(工事費用の30%程度)、
建物の登記費用など

●家の引き渡し後に支払うお金
1.引越し時】引越し代や家具購入費用など
2.引越し後】不動産取得税(物件により異なる)

●家を買った後に支払い続ける必要のあるお金
・住宅ローンの返済、家の所有者にかかる税金、メンテナンス費用など

なお、住宅ローンを使う場合、実行される(実際にお客様が借りて
お金を使える)のは、建物が完成し保存登記がされてからです。
そのため、建物が完成するまでの工事着手金や中間金は自己資金で
支払うのが通常です。
とはいっても、住宅を建てるのにかかるお金の60~70%となると、
金額も大きなものになります。このような場合に使われるのが
一時的に工事着手金や中間金を用立て、実行された住宅ローンで返済する
「つなぎ融資」です。
こういったものも住宅会社に相談しながら活用するのが良いでしょう。

私たちがお客様とお話をするときは、このようなお金のお支払いの
スケジュールや資金計画も加味しながら、土地探しなどもご協力させて
いただいています。

失敗しない土地探しのために

こんばんわ。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

当社が扱っている家づくりは、注文住宅という事もあり、多くの方が家を
建てるための土地を同時に探されています。

もちろん私たちも、土地探しのお手伝いをさせていただいておりますが、
今回は土地探しのポイントをお伝えいたします。

まず、土地探しからはじめる家づくりは、土地と建物にかけるお金の
バランスが大切です。

家づくりにかけられるご予算が無限という方は、滅多にいらっしゃいません。
そのため土地にご予算を割きすぎてしまうと、せっかく気に入った土地を
手に入れられても、家を建てる際に制限がかかってしまう可能性があります。

家づくりの際に土地を手に入れる方法は、大きく4種類あります。
1.土地を購入して、注文住宅を新築
2.建築条件付きの土地を購入
3.新築分譲住宅を購入
4.中古住宅を購入

このうち、3.と4.は建物価格と土地価格が一緒になっていて、土地と
建物を別々に購入するのは、1.と2.のケースです。

「建築条件付きの土地」というのは、その土地を購入した場合、基本的には
指定された住宅会社で家を建てなければならない、という制約のついている
土地です。

当社を訪れる方の多くは、「この住宅会社で家を建てたい」という住宅会社が
決まっている1.のケースです。

多くの方が掘り出し物で格安な土地を探しますが、不動産の価格というものは
それ相応に決められており、掘り出し物は滅多に、というより、まずありません。


大切なことは、土地に対してお客様自身の希望条件の書き出し、
「この条件は譲れない」「この条件は最悪かなわなくても我慢できる」
といったように優先順位をつけていくことです。

当社でも、今まで多くの方々の家づくりの夢の実現をお手伝いさせて
いただきましたが、全ての条件に100%満足して購入された方は、
ほとんどいらっしゃいません。

では、どういったポイントを中心に土地を探せばよいのかをお伝えします。


【エリア】
通勤やショッピングで行く場所からどのくらい離れた場所にあるのか。
例えば「会社まで電車で40分以内」と決めるのであれば、最寄り駅から
通勤の時間帯に電車に乗ってみることをお勧めします。
たとえ40分の範囲だったとしても、猛烈な通勤ラッシュの駅であったり、
なかなか電車の来ない駅であったりすると大変なこともあるからです。

【生活環境】
保育園・幼稚園~小中高などの場所や通園・通学ルートは、登園登校手段と
距離や所要時間、歩道の有無や危険な場所はないかなと、お子さんと一緒に
歩いて確認しておくとよいです。
近くの医療機関は必ず確認しましょう。近くに大きな総合病院があれば
まずは安心です。軽い風邪やケガなどに備えてかかりつけの内科・小児科・
外科など、これからご出産予定の方は産婦人科もチェックしておきましょう。
スーパーの場所、営業時間、品揃えなどの確認は必須です。コンビニ、
銀行や郵便局、役場、クリーニング店や飲食店といった生活に欠かせない
ものの場所も確認しておきましょう。

このように、まずは「住みたいエリア」を絞り込んでいくことが、土地探しの第一歩なのです。

暮らしやすい間取りのために

こんばんわ。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

当社を訪れるお客様の中でも、住宅を新築する際に多くの方が頭を悩ませるのが、
間取りです。そもそも、何から始めたらよいのか、悩んでしまうようです。

間取りは、ご家族のライフスタイルの上に成り立つものなので、間取りについて
考える前に、ご家族のライフスタイルを見つめなおしてみると良いでしょう。

家族の人数や年齢、生活する時間帯、ペットの有無などによっても使いやすい
間取りは異なるため、「これが誰にとっても1番良い間取り」という
正解はありません。

以前のブログでもご紹介しましたが、リビングに階段を配した間取りは
「家族のコミュニケーションを取りやすい」と喜ぶ方もいらっしゃれば、
逆に「暖房効率やプライバシー性を損ねてしまう」と敬遠される方も
いらっしゃいます。

ご家族のライフスタイルを見つめなおし、「自分の家族にとって一番良い間取り」
を作ることがベストです。

基本的に間取りを考える上では、家にいる時間の長い人を優先するのが良いです。
使う時間の短い部屋などは優先順位が低く、予算や土地の広さの都合によっては
諦める可能性も出てくるかもしれません。

では、どのようなところに気を付けていれば良いのでしょうか?

<採光>
一般的には、東西南北に適した部屋を配置することから間取り作りは始まります。
リビングなど、たくさんの人が長時間過ごす部屋は、南東に面した、
一日を通して気持ちの良い採光が確保できる場所が良いと言われています。
逆に、トイレや浴室などの水廻りは、北西の夕日が差し込む場所や採光がうまく
確保できない場所に配置するのが良いです。

<風通し>
自然の光と併せ、自然の風を取り入れられる間取りは、気持ちよく人気が高いです。
風が通り抜けられるよう、できれば、1つの部屋に一直線で結べる対面した位置に
窓を設置すると良いです。
また、その際に冷たい空気を取り入れる用の低い位置の窓と、温まった熱気を
逃がす用の高い窓を作ると、外からの視線を逃がしたり、防いだりすることにも
役立ちます。
通風のための窓であれば、小さくて価格の安い窓でも結構です。

<生活動線>
暮らしやすい住まいを作るため、家族一人ひとりの通常の一日の動きや流れを
想定し、使う部屋とその部屋中にいる時間を書き出して、情報を
整理してみましょう。
さらに、将来的のことも考慮し、子供の成長や増える子供・巣立つ子供、両親の
介護といった、家族構成の変化まで考えておくと、より長い期間住みやすい
暮らしを実現できるでしょう。

<その他家電・家具や外構>
間取りを考える際に、使用する予定の家電・家具の寸法や配置も
考えておきましょう。
そうすることで、コンセントや照明の位置を検討しやすくなります。

また、お庭や玄関アプローチも、最初から考えておくことが大切です。
今は車を持っていなくても、将来的に車を持つ予定があるか、また何台持つのか、
によって駐車場の位置を考える必要が出てきます。

このように、間取りを作る際は、今の暮らしから考えていくことも必要ですし、
将来的に必要になってくるものも考えることが大切です。
私たちがお客様と一緒に間取りをプランニングしていく際は、
そういった今の暮らしの様子と、将来的な予定をよくうかがって、
住み始めてからずっと快適に住み続けられる間取りを作れるようにしています。

消費税増税と住宅ロ-ン減税

こんにちは。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

消費税10%への増税に向け、世の中では多くのことが話題になっていますよね。

中でもやはり多く言われているのが、税率引き上げによる景気の落ち込みを
防ぐための、諸々の策についてなようです。

コンビニで買った食料を、イートインで食べた場合と家に持ち帰った場合では
税率が違うといったようなことや、キャッシュレスで物を購入した場合と
現金で購入した場合の違いなど、私たちの生活に直結してくる部分も多く、
また買う側売る側の言い分も入り混じっています。

では、私たちの扱っている住宅ではどうでしょうか?

1000万円台~お金をかける方ですと5000万円以上することもある住宅では、
消費税が2%アップすると20万~100万円も変わってきます。

ただでさえ高額なお買い物である住宅。さらに何十万円も金額が
アップするとなると、、、やはり買い控えしてしまう方も
出てきてしまうのではないでしょうか。

この買い控えを懸念し、住宅については、ローンの残高に応じて所得税が
減税される「住宅ローン減税」が拡充されると言われています。

現在は、1年間で最大で50万円が10年間、所得税や住民税から控除される仕組みの
「住宅ローン減税」ですが、消費税率の引き上げ以降に戸建て住宅やマンションを
購入した人は、減税を受けられる期間が、さらに3年間延長されるというものです。

ちなみに、住宅ローン減税とは、10年以上のローンを組んで住宅を新築したり
増改築したりした人に対し、所得税や住民税の一部を減税する制度です。

現行の制度では、年末における住宅ローンの残高の1%にあたる金額が最大で
年間50万円、10年間、減税されます。これが今回の税制改正では、
10%の消費税率で新築や増築をした人は、減税を受けられる期間を
3年間延長されると言われています。

延長された期間、つまり11年目から13年目までの期間に減税される額は、最大で
建物の価格の2%分であり、実質的に、増税による負担の増加をなくそう
という仕組みです。

細かく言えば、建物の価格の2%を3年間で割った金額と、年末における
住宅ローンの残高の1%にあたる金額を比べ、少ない方が減税の額となります。

例えば、建物価格が2000万円の住宅の場合、11~13年目の減税額は、最大で2%、
つまり2000万円×2%=40万円で、1年当たりだと約13万円になります。

ただ、11年目の年末に住宅ローンの残高が1000万円になっていると、
減税額は1000万円×1%=10万円となり、13万円よりも少なくなります。


例:建物価格2000万円、住宅ローンを3000万円で組んだ場合、

<1>10年後のローン残高2000万円の場合
 →2000万円×2%×1年/3年=13万円 < 2000万円×1%=20万円
  → 減税額:13万円

<2>繰り上げ返済活用で、10年後のローン残高1000万円の場合
 →2000万円×2%×1年/3年=13万円 > 1000万円×1%=10万円
  → 減税額:10万円

これだけ見ると、繰り上げをしない<1>のパターンの方が、今回の施策の恩恵を
受けられているようにも見えます。

しかし、繰り上げ返済を行った分の金額は、元本から差し引かれるため、
<2>の場合では総返済額が、<1>の場合よりも300~400万円安くなることも
あります。

私たちがお客様と家づくりに関するお金の話を打ち合わせる際には、どのような
住宅ローンの組み方や返済方法が最も適しているのか、お客様のライフプランや
ご家族の成長なども考慮しながら、お話をさせていただいています。