土地に必要な費用って・・・・
ここでは土地を購入する際の一般的なケースを示しています。
北九州で60坪の土地を1200万円で購入したケースを想定して各費用を計算してありますので参考にしてください。
◆土地代金
土地代金は、売り主に対して支払う土地の費用です。通常、契約時に手付金10%、決済時に残金90%を支払います。
※手付金の10%は自己資金で支払う必要があります。
※土地代金に消費税はかかりません。
60坪/1200万円の土地を購入した場合
手付金 (契約時) 120万円
残 金 (決済時) 1,080万円
合 計 (決済時) 1,200万円
◆仲介手数料
仲介手数料は、仲介を行った不動産会社に対して支払う費用です。通常、契約時に仲介手数料の50%、決済時に残金50%を支払います。
【仲介手数料】土地代金の3%+6万円+消費税
※仲介手数料は自己資金で支払う必要があります。
※売主の不動産会社から直接購入した場合は、仲介手数料はかかりません。
60坪/1200万円の土地を購入した場合
仲介手数料:1,200万円×3%+6万円 42万0千円
消費税 :仲介手数料×8% 3万3.6千円
合 計 45万3.6千円
◆売買契約書印紙代
売買契約書印紙代は、売買契約が交わされる際に必要な費用です。取引される土地代金 (契約書に記載される金額) によって印紙代は異なります。
【印紙代】1,000万円越5,000万円以下:1万円 (注)
5,000万円越10,000万円以下:3万円 (注)
(注)契約書作成日が平成28年3月31日までの取引に適用されます。
通常は、それぞれ2万円と6万円
60坪/1200万円の土地を購入した場合
印紙代 (契約時) 1万円
合 計 1万円
◆土地購入に必要な費用のまとめ
一般的に土地購入の際には、土地代金の他に以下の費用が必要になります。
・不動産会社への仲介手数料
・契約書に貼る印紙代
・登録免許税
・司法書士への報酬
では、1,200万円の土地を購入した場合には、
総額で幾ら必要になるのかを計算してみましょう。
60坪/1200万円の土地を購入した場合
土地代金 1,200万0千円
仲介手数料 45万3.6千円
印紙代 1万円
登録免許税 27万3千円
司法書士報酬 3万5千円
合 計 1,276万1.6千円
土地代金が1,200万円の場合、
76万1.6千円 (土地代金の6.34%) の諸経費がかかることになります
こうしてみると、仲介手数料に多くの費用が支払われている事が分かります。 逆に、仲介手数料を支払わなくても良い場合は、諸経費を抑えることができますので、不動産会社には無理のない程度に交渉してみましょう。 以上をまとめると次のようになります。
土地購入に必要な諸費用の目安は土地代金の4〜7%
土地を探すと同時に、諸経費の事をしっかりと勉強して、
自己資金から支払うのか、住宅ローンで賄うのかを
計画する事が大事ですね。