縁起の良い日の参考に「十二直」

こんにちは。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

先日、当社に家づくりをご依頼いただいたお客様と、
今後のスケジュールについて打ち合わせをしていました。

家づくりの中でご契約の後に
決めていくスケジュールとしては、

お家の仕様やコーディネート決め
(キッチンやバスルーム、屋根や壁紙や扉の種類などなど)の日程です。

そして、どんなお家を建てるか確定したら、
今度は地鎮祭や上棟、お引渡しの日などを決めていきます。

打合せしたお客様とは、
まずは地鎮祭と上棟の日を決めたのですが、
「一生に一度のことだから、お日柄のいい日に行いたい」
というようにおっしゃっていました。

この「お日柄のいい日」としては、
「六曜」で言う大安などが有名ですが、
実はその「六曜」以外に
「十二直」という考え方もあるのです。

十二直とは、通常暦の六曜の下の段に書かれているもので、
中段十二直という吉凶占いからその日のお日柄を示します。

種類と意味は、以下の通りです。


・建(たつ):吉日・・・万物を建て生じる日
【吉】建(たつ)の意味から最吉日とされており、
事始に良い日で、神仏の祭祀・棟上げ・衣服の着初め、
婚礼・開店開業・新規事業の開始・移転・旅行・に大吉
【凶】土木工事・屋敷内の動土(土を動かすこと)・蔵開き


・除(のぞく):吉日・・・障害を取り除く日
【吉】不浄をはらい取り除くという日で、
掃除・医師の治療・種まきに吉
【凶】婚礼・旅行・金貸し


・満(みつ):吉日・・・全てが満ち溢れる日
【吉】万物満ち溢れる日だが、何事も控えめが良く、
新規事・旅行・婚礼・種まき・移転・お祝い事には大吉
【凶】土木工事・動土・針灸


・平(たいら):吉日・・・物事が平らかになる日
【吉】平の意味のとおりに、
物事が平等円満に成立する日婚礼は大吉。
旅行その他のお祝い事に吉
【凶】川溝堀り・土を掘ったり、埋めたりする動土は凶で、
犯せば災いありとされる


・定(さだん):小吉日・・・善悪が定まってとどまる日
【吉】物事が定まる日とされ、
建築・回転・開業・売買・縁談・結納など
約束事や結婚のお祝い事、移転・種まきに吉
【凶】訴訟・旅行・動土


・執(とる):小吉日・・・執行し促す日
【吉】万物を裁決する日とされ、神仏を祀ること・婚礼
その他のお祝い事・五穀の取り入れ、井戸掘り・増改築に吉
【凶】旅行・財産管理・金銭の出し入れ、持ち出し


・破(やぶる):凶日・・・物事を突き破る日
【吉】この日は破(やぶる)の意味で、
物事を突き破る日とされるそのため、訴訟や談判事に吉
【凶・大凶】神仏の祭祀は凶婚礼・お祝い事は大凶


・危(あやぶ・あやう):凶日・・・物事を危惧する日
【吉】お祝い事や、祭礼は吉とされているが、
万事控えめが大切
【凶】この日は何事も危険を伴う日とされ、
注意が必要特に旅行・登山・開店・開業


・成(なる):小吉日・・・物事が成就する日
【吉】何事も成功する日とされ、新規事の開始・婚礼・種まき
移転・開業・開店・普請・祭礼に用いて吉結納に大吉
【凶】訴訟や談判事


・納(おさん):小吉日・・・万物を納めいれる日
【吉】万物を納め入れることが吉とされるため、
五穀の収納・商品の買い入れ・買い物・新築などに吉
【凶】婚礼・見合い・葬式・移転・旅行


・開(ひらく):半吉日・・・開き通じる日
【吉】運気を開く日とされ、建築・開店・移転・婚礼に吉
【凶】葬式や便所造りなど、不浄事"


・閉(とず):凶日・・・すべて閉じ込める日
【吉】この日は諸事、閉止するという意味があるそのため、
金銭の収納・建墓・便所造り・壁やふすまの穴ふさぎには吉
【凶】旅行や、開店や婚礼などのお祝い事はすべて凶で災いあり


これらの日を用途別にまとめてみると、

〇結納・結婚・お祝い事に良い日
建(たつ)・執(とる)・開(ひらく)
平(たいら)・満(みつ)・成(なる)・定(さだん)

▲結納・結婚・お祝い事に向かない日
除(のぞく)・破(やぶる)・納(おさん)
閉(とず)・危(あやぶ)

〇開店・開業に良い日
建(たつ)・満(みつ)・平(たいら)
成(なる)・開(ひらく)

▲土木工事や動土(土を動かす)をしてはいけない日
建(たつ)・除(のぞく)・平(たいら)
定(さだん)・満(みつ)

といった感じです。


この中で建築吉日は
建(たつ)、満(みつ)、平(たいら)、
定(さだん)、成(なる)、開(ひらく)
と言われています。


つまり、同じ日で見たときに、
六曜で見ると建築に向かない「仏滅」の日でも、
十二直で見ると建築吉日である「開(ひらく)」
の日であることもあるのです。


こだわりだすとキリがありませんよね。
あくまで気持ち的な問題という方も
いらっしゃいますので、スケジュールを
立てる際の1つのご参考にされてください。

75%の小学生がリビング学習!子供部屋・学習机はいつから必要?

最近、小学生の子供をもつお父さん、お母さんから「リビング学習」が注目されています。

「子供の学力が上がる」「勉強が好きな子になる」といった効果が期待されていますが、果たしてどれくらいのご家庭でリビング学習が取り入れられているのでしょうか。また、リビングで勉強する場合、子供部屋や学習机は必要なのでしょうか。

今回は、小学生の「リビング学習」についてアンケートを実施しました。

まず、小学生の勉強場所を伺ったところ、「リビング」が最多(75.2%)となりました。
また、全体の74.3%の方が「子供部屋を与えている」と回答されていますので、子供部屋があってもリビングで学習している小学生が多いことが分かります。

自分の学習机で勉強していた親世代とは違い、現代の小学生にとって「リビングで勉強」は珍しいことではないようです。

「リビング学習」のメリットとは?
リビング学習のメリットを選択式でお尋ねしたところ、次の回答が多く集まりました。

・親が勉強を見たり、教えたりしやすい(78.8%)
・子供が勉強しているか確認できる(64.7%)
・学習机よりもテーブルのほうが広く、教材を広げられる(31.8%)
・子供が寂しがらない(11.8%)
(複数回答)

「子供の年齢や学年に合わせたアドバイスをしやすい」(女性/自営業/20代)という声からも分かるように、子供を見守ることができる点にメリットを感じている方が多いようです。

「リビング学習」にはデメリットも……
一方で、リビング学習には以下のようなデメリットもあります。

・テレビや生活音が勉強の妨げになる(55.3%)
・兄弟姉妹が勉強を邪魔するときがある(44.7%)
・家族が遠慮する(34.1%) ※テレビ視聴を我慢するなど。
・リビングが子供の勉強道具で占領される(22.4%)
(複数回答)

他にも「決められた時間以外にテレビゲームで遊びたがる」(女性/自営業/20代)」と、
勉強と遊びの切り替えがしづらいと悩む声が寄せられました。このような場合は、学習スペースを簡単な間仕切りを設ける、テレビは録画して後で観る、おもちゃは見えない場所に片付けるといった工夫で解消できるでしょう。

最後に、リビング学習をいつまで続ける予定かをお伺いしました。

・小学校低学年まで(7.1%)
・小学校中学年まで(12.9%)
・小学校高学年まで(28.2%)
・中学生まで(5.9%)
・高校生まで(7.1%)
・分からない、未定(37.6%)

約半数(48.2%)の家庭が「小学生の間はリビング学習を」と考えているようです。
このことから、子供部屋や学習机をもつのは、小学校高学年以降でも決して遅くはないと言えるでしょう。

小学生のうちはリビング学習を考えている家庭が半数を占めました。
学習効果などのメリットが期待できる「リビング学習」を取り入れつつ、子供部屋や学習机を用意するタイミングをうかがいましょう。

いつ子供から「自分の部屋・学習机がほしい」と言われてもいいように、マイホームを建てる際は、設計段階から間取りを検討しておくことをおすすめします。

■調査地域:全国
■調査対象:小学生の父母(20~40歳代の男女)
■調査期間:2019年06月17日~2019年06月19日
■有効回答数:113サンプル

家の暮らしやすさを左右する「断熱材」

こんにちは。
FAMILY-HIOUSEの岡根です。

先日、お客様と話していた時の会話です。

お客様「それにしても家づくりも昔とはずいぶん変わったよね~」

私「そうですねぇ。もともと大昔の家は、屋根と柱と壁と床があって、
雨風をしのぐために考えられたものなんでしょうね。」

お客様「それがどんどん暮らしやすい空間になるよう、工夫されて
きてるんですね!」

私「そうなんです。最近の家は、昔と比べると、暑い夏や寒い冬にも、
ずっと快適に過ごせるようになりましたよね。」

(以下略)


このようなお話は、今までリフォームをしたことのない築30~40年の
ご実家住まいであった方々からよく伺います。

室内温度の観点から快適に過ごせるようになった理由は様々ありますが、
中でも断熱材の使用や進化は大きな要因です。


そもそもお家の側面は、柱と壁でできていて、基本的に家の外から見える
壁(外壁)と屋内から見える壁(内壁)の間に柱があります。

断面図を見ると、柱が外壁と内壁でサンドされている感じですね。
その外壁と内壁の間にあるのが断熱材です。
細かく言えば、柱と柱の間に入れられる「内断熱」と、
柱の外側と外壁の間を断熱する「外断熱」があります。


では、どのようなものが断熱材として使われているのかというと、
断熱材の種類としては、素材によって繊維系断熱材と
発泡プラスチック系断熱材の2つに分けられます。

繊維系断熱材と発砲プラスチック系断熱材を、
素材ごとに細かく分けると、断熱材の種類としてはさらに多くなりますが、
ここでは<繊維系断熱材>と<発泡プラスチック系断熱材>に分けて、
それぞれの特徴をお伝えします。

<繊維系断熱材>
繊維系断熱材は、細かい繊維の間に空気を
閉じ込めることによって機能する断熱材のことです。

細かい繊維が複雑に絡み合っているのが
繊維系断熱材の特徴です。

繊維自体の太さや繊維の密度によって
熱伝導率は異なります。

細い繊維をギュッと密に詰めた断熱材ほど、
熱伝導率は高くなります。


なお、繊維系断熱材はガラスや岩などを
繊維状にした「グラスウール」や「ロックウール」
のような≪鉱物繊維系≫と呼ばれるものと、

新聞古紙を主原料とした「セルロースファイバー」
のような≪木質繊維系≫と呼ばれるものがあります。


主な特徴としては
≪鉱物繊維系≫
・価格が手頃で普及している
・高い断熱性能を得るためには厚みが必要
・天井裏に吹き込み断熱ができる
・耐燃焼性がある
・防音材としても使用される防音性と吸音性を有する
・充填施工に適しているが注意しないと隙間ができる
・防湿材の施工が必要


≪木質繊維系≫
・天然素材のため環境に優しいイメージが強い
・断熱性能に対して価格が割高である
・防音材としても使用される防音性と吸音性を有する

などといったことが挙げられます。

<発泡プラスチック系断熱材>
発泡プラスチック系断熱材は、プラスチック素材の中に
無数の細かい泡を閉じ込めている構造の断熱材です。

発泡プラスチック系断熱材の断熱性は、
プラスチック自体が熱を通しやすいかだけでなく、
閉じ込めている泡の大きさや数によっても変わってきます。


「硬質ウレタンフォーム」や
「ポリスチレンフォーム」などがあり、

主な特徴としては、
・厚さに対して断熱性能が高いものが多い
・独立気泡構造のため、防湿性が他の断熱材より高く、
結露防止効果が高い
・材質によって付加性能が調整できる
・硬質ウレタンフォームは、現場発泡(施工)することができる
・ポリスチレンフォームは、形状の自由度が高く、結露防止効果が高い
・形状が板状なので、外張り断熱や床断熱ができる
・価格が鉱物繊維系より高いものもある

などといったことが挙げられます。


家を建てるからには、少しでも快適に過ごせるように、
もちろん希望する断熱の度合いとコスト面も加味しながら
ご相談させていただいています。