ご近所付合いは大切!引越し挨拶のポイント

以前、引っ越しの挨拶品についてお伝えしました。
挨拶の時に何を渡すかも大切ですが、
挨拶回りの際にはどのようなことに気を付ければよいのかも、
予め押さえておきたいポイントです。


・旧居での挨拶は早めに
旧居での挨拶は、今までの感謝の気持ちと
引っ越し当日の搬出作業でご迷惑かける旨を伝えておきましょう。

引っ越し当日は作業で挨拶までに手が回らなかったり、
相手が不在だったりということもあり得ます。

1週間前くらいから、お世話になった家庭や
両隣への挨拶を済ませておきましょう。

2、3度訪問しても会えない場合は挨拶状という形で、
手紙を郵便受けに入れておくとよいです。

引っ越しで騒音が発生する場合もあるので、
最低限両隣には「いつの何時に引っ越しをするので、
うるさくなったらすみません」と事前に伝えておきましょう。


・引っ越し日に挨拶に行くタイミング
挨拶は、遅いのは良くないですが、
早く済ませる分には問題はありません。

新居へ引っ越しをしたら、その当日に行くのがベストです。
ただ、時間帯にもよりますので、
遅くとも1週間以内に挨拶は済ませるようにしましょう。


・新居で挨拶に行くときの注意点
新居で挨拶に行く時には家族全員でそろって行くのがよいですが、
家族がそろわない場合には家族構成を伝えておくようにしましょう。

また、ご近所トラブルを避けるためにも、
迷惑をかけてしまいそうなことは事前に伝えておくことも大事です。

例えば赤ちゃんや小さい子供がいる場合には
「お騒がせするかもしれませんが」ですとか、

また、仕事関係などで朝夜の生活リズムが違う場合
「時間が不規則なので」とか、こういった一言添えて
家庭の状況を把握して理解してもらうことが大切です。


・留守がちなお家
留守がちで、時間帯を変えて
3度伺ってみて会えないようなら、
手紙を書いてポストに入れておきましょう。

どこに引っ越してきた誰かということと
「何度か挨拶に伺いましたが
ご不在のようなのでお手紙で失礼します。
今後ともよろしくお願いします」
といった内容を書いておき、

後日お会いしたときにでも
「先日はお手紙で失礼しました」と
改めで挨拶をすればよいでしょう。

挨拶品が、食べ物でない場合は
手紙と一緒にポストへ入れておいたり、
ドアノブにかけておいたりしておくのもよいでしょう。


・新居での挨拶まわりの基本
挨拶しすぎて失礼になることはありません、
むしろ挨拶せずに「うちだけ来てない」と思われてしまうと、
今後の関係に響きます。

新居での挨拶は、極力引っ越し当日に行うようにしてください。
夜遅くなるようでしたら翌日でもかまいませんが、
前から住んでいる人たちはどんな人が引っ越してきたのか
不安に感じているかもしれません。

いい印象をあたえるためにも、
できるだけ早いタイミングで挨拶するようにしてください。


・挨拶に伺うおすすめの時間帯と避けた方が良い時間帯
共働きが増えている昨今では、
夜の方が自宅にほとんどの方が帰宅しているので、

18時から20時くらいが狙い目ですが、
夕食をとっていたりと何かと
立て込んでいる時間帯でもあるので、

夜に挨拶にうかがう際は必ず「夜分に失礼致します」と
一言添えるようにしましょう。

また、お昼の食事時間帯である12時~13時や、
就寝している20時以降は避けたほうがよいでしょう。


・挨拶へ伺うおうちの範囲
「向こう三軒両隣(両隣+お向いの3軒)」が基本です。
裏の家と面しているようであれば裏の家も合わせて
合計8軒に挨拶に行くのがよいです。

その際に、自治会や町内会の活動状況など教えてもらい、
必要に応じて会長さんや、必要だと思われるお家には
挨拶に行っておかれたほうがよいでしょう。


・こんな挨拶のしかたはNG
引っ越しで慌ただしいからといって作業着の恰好で行かず、
初対面で好印象を与えるためにも、
身なりはきちんと整えてから明るい笑顔で行きましょう。

挨拶品はまとめて持たず、ご近所なので1件ずつ
挨拶品を取りに家に戻るようにするか、

やむを得ずまとめて持っていく場合は、
相手から見えないところにひとまず隠しておくようにしましょう。

引っ越しを済ませたら「引っ越しました」の挨拶状も
出すようにしてください。郵便局で転送してくれるからと
そのままにしておくのもマナーとしてはよろしくありません。

以上、お家を建てて引っ越す際には、
今後のご近所づきあいを考えて、
しっかりと挨拶回りを行っておきましょう。