75%の小学生がリビング学習!子供部屋・学習机はいつから必要?

最近、小学生の子供をもつお父さん、お母さんから「リビング学習」が注目されています。

「子供の学力が上がる」「勉強が好きな子になる」といった効果が期待されていますが、果たしてどれくらいのご家庭でリビング学習が取り入れられているのでしょうか。また、リビングで勉強する場合、子供部屋や学習机は必要なのでしょうか。

今回は、小学生の「リビング学習」についてアンケートを実施しました。

まず、小学生の勉強場所を伺ったところ、「リビング」が最多(75.2%)となりました。
また、全体の74.3%の方が「子供部屋を与えている」と回答されていますので、子供部屋があってもリビングで学習している小学生が多いことが分かります。

自分の学習机で勉強していた親世代とは違い、現代の小学生にとって「リビングで勉強」は珍しいことではないようです。

「リビング学習」のメリットとは?
リビング学習のメリットを選択式でお尋ねしたところ、次の回答が多く集まりました。

・親が勉強を見たり、教えたりしやすい(78.8%)
・子供が勉強しているか確認できる(64.7%)
・学習机よりもテーブルのほうが広く、教材を広げられる(31.8%)
・子供が寂しがらない(11.8%)
(複数回答)

「子供の年齢や学年に合わせたアドバイスをしやすい」(女性/自営業/20代)という声からも分かるように、子供を見守ることができる点にメリットを感じている方が多いようです。

「リビング学習」にはデメリットも……
一方で、リビング学習には以下のようなデメリットもあります。

・テレビや生活音が勉強の妨げになる(55.3%)
・兄弟姉妹が勉強を邪魔するときがある(44.7%)
・家族が遠慮する(34.1%) ※テレビ視聴を我慢するなど。
・リビングが子供の勉強道具で占領される(22.4%)
(複数回答)

他にも「決められた時間以外にテレビゲームで遊びたがる」(女性/自営業/20代)」と、
勉強と遊びの切り替えがしづらいと悩む声が寄せられました。このような場合は、学習スペースを簡単な間仕切りを設ける、テレビは録画して後で観る、おもちゃは見えない場所に片付けるといった工夫で解消できるでしょう。

最後に、リビング学習をいつまで続ける予定かをお伺いしました。

・小学校低学年まで(7.1%)
・小学校中学年まで(12.9%)
・小学校高学年まで(28.2%)
・中学生まで(5.9%)
・高校生まで(7.1%)
・分からない、未定(37.6%)

約半数(48.2%)の家庭が「小学生の間はリビング学習を」と考えているようです。
このことから、子供部屋や学習机をもつのは、小学校高学年以降でも決して遅くはないと言えるでしょう。

小学生のうちはリビング学習を考えている家庭が半数を占めました。
学習効果などのメリットが期待できる「リビング学習」を取り入れつつ、子供部屋や学習机を用意するタイミングをうかがいましょう。

いつ子供から「自分の部屋・学習机がほしい」と言われてもいいように、マイホームを建てる際は、設計段階から間取りを検討しておくことをおすすめします。

■調査地域:全国
■調査対象:小学生の父母(20~40歳代の男女)
■調査期間:2019年06月17日~2019年06月19日
■有効回答数:113サンプル