お家の屋根のお話

こんんちは。
FAMILY-HOUSEの岡根です。

私たちがお客様に説明する際に話すことなのですが、家というものは様々な部資材からできています。
食事で例えると、ハンバーガーがパンと肉と野菜と調味料でできている、ような感じです。

家で言うと、外から見える部分だけでも、屋根・壁・柱・・・といった感じでしょうか。

例えば、屋根はどんな材料を使っているのか、住宅会社によって様々ではありますが、屋根材には大きくどんな種類があるのか、材料ごとにご紹介します。

<スレート屋根>
多くの屋根で使われている屋根材です。「コロニアル」という商品名で呼ばれることも多いです。
セメントと繊維でできた厚さ5mm程度の板で、軽いため、建物への負担が減るというメリットがあります。また、低コストで施工できるため、家づくりにかかる費用も抑えられます。
ただ反面、割れやすかったり苔が生えやすかったり、また10年程度で塗り直しのメンテナンス費用が必要だったりと、建てた後のメンテナンスは最も必要です。

<瓦屋根>
昔は瓦屋根というと「和瓦」というイメージが強かったですが、今はカラフルでオシャレな「洋瓦」もたくさんあります。色目が違う洋瓦をランダムに並べた屋根では、他の屋根材には見られない魅力があります。
そんな瓦屋根の一番のメリットは、なんといっても「長持ち」という点です。奈良のお寺では1400年前の瓦が現役という話もあるように、特に和瓦は非常に長持ちです(洋瓦は和瓦と比べるとメンテナンスが必要です)。厚さも重さもあるため、雨音や外熱を通しにくいというメリットもあります。
ただその重さの分、地震で揺れやすく耐震に向けた取り組みが必要なのと、施工時に最もコストがかかるのが特徴です。

<金属屋根>
金属でできた屋根板で、最も多く採用されているのが「ガルバリウム鋼板」です。
軽さで言えば、スレート屋根よりもさらに軽いです。メンテナンスもスレート屋根ほど必要ではありませんが、ガルバリウム鋼板自体に断熱性能がないため、断熱工事が+αで必要です。
コストとしては、概ね瓦屋根よりは安く、スレート屋根よりは高い、といったところです。
地震にも強く、瓦よりも安く、メンテナンスもスレート屋根より少ない屋根材ですが、見た目が「トタン屋根みたいで・・・」というかたもいます。建物本体と合わせたデザインで好みが分かれるところです。

以上をまとめて考えると、屋根材に対する考え方としては
初期費用を抑えたいのであればスレート屋根、メンテナンス費用を抑えたい場合は瓦屋根や金属屋根、見た目にこだわりたい場合は瓦屋根、といったところでしょうか。

私たちが家づくりのご相談を受ける場合は、これらの屋根材や語住宅をお客様の重視する部分に合わせてご提案をさせて頂いています。